ハイスクールD×D 防人衛編 2
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ール違反は一切行っていないんだ。批判される謂れは無い。最後のカウンターに免じてトドメはささないでおいてやる。シルバースキンを押さえられたと思って諦めろ」
「畜生」
「ではな、イッセー。武装錬金、チャクラムの武装錬金、モーターギア。スカイウォーカーモード」
モーターギアを両足に装備して空を翔る。そしてイッセーから見えなくなった所で手の痛みに顔を歪める。確実に手のひらの骨が折れている。リバースに拘束されながらもこの威力か。休んでいたいが、まだ木場が残っている。あいつの聖魔剣を抑えなくては危険すぎる。
しばらく移動した所でようやく木場を見つけた。かなりの距離が開いているというのに聖魔剣のオーラに気持ち悪くなる。
「ちっ、武装錬金、AT・シルバースキン」
海賊風のシルバースキンを身に纏うことで嫌悪感を無くす。さて、もう一仕事と行くか。
「流星・ブラボー脚!!」
オレの接近に気づいた木場は聖魔剣を盾にする。オレはモーターギアで着地点をずらし、木場の目の前に降り立つ。
「両断・ブラボーチョップ!!」
そしてブラボーチョップで聖魔剣を叩き折る。
「なっ!?あなたは」
「リバース!!」
驚いている木場をリバースで確保して地面に転がす。右手を見ると小指と薬指が折れている。これ以上無理をすれば右手が完全に壊れると判断して、物陰に隠れて気配を消す。
「核金の治癒能力を持ってしても丸一日は動かさない方が良いだろうな」
シャツを千切って包帯代わりに巻き付けて固定する。周囲を気にしなくていいのならもっと楽なんだがな。それとレーティングゲームのルールが無ければ激戦での治療が出来たんだが、今回は此所までだな。幸いなことにグレモリー達の中で危険度の高い3人は既に戦闘不能だから気が楽だ。
そんなことを考えていたのだが、アナウンスでこちらもかなりの戦力が削られたことが告げられた。というか、オレと支取しか残っていない。支取にはシークレットトレイルを貸してあるから無事だとは思うが、またオレが無理をするしか無いか。
「この試合が終わったら全員を鍛えるか」
物陰に隠れたままオレは新たな核金を取り出す。あまりのエネルギーの消耗度が高すぎて完全には扱えない武装錬金の核金を。
「武装錬金、月牙の武装錬金、サテライト30!!」
本来なら30人の本体でもあり分身でもある存在を生み出す武装錬金なのだが、オレは5人を出すのが精一杯である。一応、本来の本体であるオレを残して残りの4人を支取の元に向かわせる。しばらくするとグレモリーの退場のアナウンスが流れ、オレ達シトリー勢の勝利が確定した。
まあ、色々と反省点はあるだろう。オレ自身もそうだ。だけど、とりあえずは目の前の勝利を祝おう。支取の夢に一歩
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