暁 〜小説投稿サイト〜
東方夢想録
博麗神社 編
博麗霊夢ルート
第28話 操り亡霊
[2/3]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
幽々子、来るな」

ちょっと考えてさせてくれ

俺は消える、何故消える?
それはこの現実で会ってはいけない人に会っているから
じゃあ何故霊夢とかルーミアとかは良いんだ?
俺が居た過去と直接関係ないから
あれ?
楓はどうなのだろうか....




いいや、考えなくてもいい



「.....なぁ、幽々」
幽々子「違うっ! 違う違う違う!!!!」

幽々子は俺の言葉を食い気味にそう叫ぶ

「幽々子?」

幽々子「お前は幾斗さんなんかじゃない!! 」

「俺は幾斗だ。西行寺幾斗だ、君を助けられなかったことは謝る、だから...冷静になって聞いてくれ」

俺のそんな話は聞く耳も持たず

幽々子「うるさいうるさいうるさい!! 幾斗さんの偽物......殺す」

「なっ!?」

今さっき幽々子が発したした言葉は冗談だと思った、だが幽々子は本気であった

幽々子は幽々子らしくない、置いてあった傘で俺に切りかかろうとする

別にこんな攻撃、普通に避ければいい
なんせその傘はもともと俺の所有物、俺の愛傘だから避けるのなんて簡単である

今はそうもいかない

近づかれたら一貫の終わり、俺が消える、すなわち星花は切り殺される

そして俺がここで消えたら幽々子は何度も何度も西行妖異変を繰り返すだろう
幽々子の望んだ俺は出てこないのに


やばいと思い、俺は即座に飛んで少し遠くまで逃げる



幽々子を説得出来れば...

「くそっ!」

時間はほぼない
いつ俺がこの場から消えるかなんてわからない

やばいやばいやばいやばい
どうするどうするどうするどうする

星花「おにぃしゃま...落ち、ついて」

星花が俺の目をじっと見つめそう言う

星花「にぃ、が、冷静さ、切らしたら...せぇーか、助、ける」

星花はそのまま、にぃっと可愛い笑顔を見せた

「...ありがとう、星花」

星花「せぇーかの、目、見て」

星花は俺の目を見て服を引っ張る
俺は星花に言われた通り星花の目をじっと見る


すると、あの時、星花と始めて会ったときのように、知らない記憶が入ってくる

だが今回は記憶と言うよりは星花が今まで考えてきたことである


まずだ、星花の考えによると幽々子は西行妖の亡骸の呪いに侵されている、または操られているそうだ

そして、その幽々子を助けるのなら、巫女が必要である。だから、霊夢がいればなんとかなると


最後に、こればかりはどうしようもない

俺はなんにせよ消えると


「俺はやっぱり消えるんだな」

星花「....うん」

星花は涙をポロポロと流して頷く
だがその星花の顔は強ば
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ