第一章
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花」
翔一はここで楽しそうに語る。
「どちらがいい?」
「そう言われても」
だが久美子はここでは困った顔になるのだった。それには理由があった。
「どちらがいいかなんて」
「わからないか」
「一概には言えないわ」
その困った顔で翔一に答える。
「だって。どちらも奇麗だから」
「そうか」
「そうよ。けれどお花摘みね」
「うん」
今度も笑顔で答える翔一だった。
「そうだよ。二人でね」
「わかったわ。じゃあ何時にするの?」
「今度の月曜日の帰りどうかな」
時間は翔一が提案してきた。
「その時で。どう?」
「明日とかは駄目なの」
「悪いけれど月曜日まで時間ないんだ」
困った顔になって久美子に語る。
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