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転生とらぶる
マクロスF
0678話
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も反射的に攻撃したりしなかったのは、言葉ではともかく態度や雰囲気に邪なものを感じなかったからだ。
 更にそんな黒人の男の周囲にはショートカットの女と褐色の肌の女、セミロングの女と3人の女の姿もある。そんな合計4人の後ろには当然とばかりにジェフリーの姿があった。
 ……なるほど。これがオズマがさっき言っていたブリッジクルーなのか。色々な意味で濃い面子なのは間違い無いな。

「アクセル少尉、ここにいるのがマクロス・クォーターのブリッジクルーだ。自己紹介を」

 ジェフリーに促され、小さく頷いて口を開く。

「アクセル・アルマーだ。一応階級としては少尉となっている。色々と訳ありな身だから迷惑を掛ける事もあるかもしれないが、よろしく頼む」
「うわ、自分で訳ありとか言ってるよ」

 俺の言葉を聞いていたミハエルが呟く声が聞こえて来るが、取りあえずスルー。

「ねぇ、ちょっとあの子可愛くいない?」
「そう? 私は艦長の方が……」
「あんたの趣味は置いといて、一般的な目で見なさいよ。特にルカ君と同じような年齢なんだから、あの2人の友情がいずれは燃え上がって禁断の……」
「ちょっ、ミーナ! どこが一般的な目なのよ! そういう趣味を持っている人に私の趣味がどうとか言われたくないんだけど」
「あらあら、純情ねぇ。モニカも大人になればいずれ分かるわよ」
「どこがよ、どこが!」
「ちょ、2人共落ち着いて。ほら、あの子も驚いてますよ」
「そうねぇ。坊や、心配しなくてもこの2人は取って食べたりはしないわよ。さて、自己紹介がまだだったわね。私はマクロス・クォーターの操舵士をしているボビー・マルゴ大尉よ。で、そっちからモニカ、ミーナ、ラム。ブリッジ3人娘ね」

 黒人アフロの男がボビーで、艦長に云々とか言っていたのがモニカ、ネギま世界の早乙女の同類っぽいのがミーナで、カタツムリの髪飾りをしているのがラムか。また、妙に個性的な面子だな。

「ちょっ、私達の紹介が簡単すぎるんじゃ!?」

 ラムと呼ばれた女がそう抗議するが、小指を立てた握り拳でウインクをするボビー。
 ……それこそ、早乙女とかが好きそうな人種だな。

「ほら、お前等。挨拶はその辺にしておけ。では、今から今回S.M.Sに新しく入ったアクセル・アルマーの自己紹介兼、その実力を披露させてもらう。対戦相手は、同じ小隊になるだろうミシェルだ。準備はいいな」
「はいはい、もう好きにして下さい。こっちはこっちで色々と用事があったのに……」

 ピクリ。そんなミハエルの言葉を聞いたクランが一瞬引き攣った笑顔を浮かべ、俺へと視線を向けてくる。

「おい、アクセル。私が許可する。ミシェルの奴をコテンパンにしてやれ。いいな! 決して手を抜くなよ! これは上官命令だ!」
「……いい
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