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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第414話】
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は一礼すると教室内へと戻る――と、まだ右腕を負傷し、痛々しい包帯を巻いたセシリアがやって来る。


「ヒルトさん、織斑先生と何を話してましたの?」

「ん? ちょっと親父の事をな。 ……それよりもセシリア、腕はどうだ? 痛むか?」

「え、えぇ……。 まだ痛みますが、傷痕が残らなかったのは幸いですわ。 暫くは色々と迷惑をかけるかもしれませんがヒルトさん、よろしくお願いしますわね?」


 軽くお辞儀をするセシリアに、俺も頷く。

 今朝の朝食はセシリアも利き腕をやられてる為にサンドイッチ等の片手で食べられるものをメインに食べていた。

 風呂なども暫くは厳しいだろうし、下手すると好奇の目にも晒される可能性も否定できない。

 クラス代表として、やはり可能な限りは彼女のサポートに回らねばと心に誓う。


「ではヒルトさん、そろそろ次の授業がの準備を致しませんといけませんので……。 また後程来ますわね♪」


 柔らかな笑みと共にセシリアは自身の席へと戻ると授業の準備を始めた。

 今日の一時間目二時間目はISに関する教養、三時間目から最後まで実践授業だ――一般科目の勉強は数えるほどしか無いため、本当に勉強不足で厳しいが……仕方ないだろう。

 俺も自分の席に戻ると、今度は美春がやって来た。


「ヒルト、今朝聞きそびれたけど……昨日、何かあった?」

「へ?」


 ドキッとまた心臓が跳ね上がる――ラウラとえっちな事をしたのがバレたのだろうかと思ったのだが違うらしく。


「んと、何だか少し変に感じただけなの。 ……わかんないんだけど、昨日ヒルトの命が危ないって気がして……」

「………………」


 前の専用機として繋がっていたからか、意外と鋭いと感心しつつも俺は――。


「大丈夫だ、特に問題ないさこれがな」

「……そう? ならいいけど……。 聞きたかったことはそれだけ、じゃあね?」


 まだ疑問に思ってるのか少し表情に出ていたが美春は自分の席に戻っていく。

 ……流石に言えば心配するのは目に見えてる、だから今回の事は美冬とラウラしか知らない。

 ――ふとラウラの横顔が視界に入る。

 昨日――というより今日の夜中にした事を思い出すと自然と下半身に血液が集中するのがわかった。

 ……正直、あれほど気持ちのいいものだとは思わなかった――内心、今日もしてくれないかなと思ってしまう。

 ――が、そういえば美冬が今日の夜にって言ってたが……あれはあくまでもその場で引けず言った事だろう。

 流石に妹にフェラは――まあそんな内容のエロ本も持ってたが、エロ本は全部四月に美冬に処分されたからな……。

 二時間目を告げるチャイムが鳴
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