第八十話 本番その六
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「楽しいわ」
「景色楽しめてな」
「確かにjかなり長い距離だけれど」
それでもだというのだ。
「いけそうね」
「そうだよな、頑張るか」
「景色楽しみながらね」
二人で汗をかきながらもこう話してだった、走っていった。
距離は確かに長い、だがそれでもだった。
二人はゴールまで順調に行った、そこまで止まることはなく。
そしてだった、遂に。
ゴールまで辿り着いた、二人でその順位が書かれた札、ゴールで係員を務めている先生達から受け取って言った。
「二桁ね」
「ああ、百番以内に入ったな」
「よかったわね、頑張ったかいがあったっていうか」
「順位は気にしなかったけれどな」
「それでもね」
「順位がいいと嬉しいよな」
二人でにこりと笑って話した、そして。
休憩出来そうば場所、丁度台になっている場所まで座ってだ。そうしてそこでだった。
座り込み休む、暫くして景子と彩夏も来た。二人共肩で息をして必死の顔であるがそれでも何とかゴールしてだ。
その琴乃と美優にだ、こう言ってきた。
「何とかね」
「私達も完走したわ」
「かなり辛かったけれど」
「やれたわ」
「おめでとう、後はよね」
琴乃と美優はその二人を出迎えた、そして琴乃はその中で言った。
「里香ちゃんね」
「里香ちゃんはずっと後ろよ」
「まだよ」
「そうなのね、けれどよね」
「うん、あの娘も頑張って走ってるから」
「待とうね」
二人で笑顔でだ、琴乃に言ってきた。
「そうしようね」
「里香ちゃん完走するから」
「うん、里香ちゃんだったらね」
琴乃もわかっていた、むしろ信じていた。
そしてだ、こう言ったのだった。
「絶対に大丈夫だから」
「ああ、里香ちゃん諦めないからな」
美優も言ってきた。
「だからな」
「完走するからね」
「待とうな、今は」
「うん、そうよね」
「ゴールまで行ってな」
「そうしてね」
琴乃は美優と笑顔で話した、そして景子と彩夏にも提案した。
「四人でゴールに行ってね」
「そうしてね」
「里香ちゃん迎えるのね」
「うん、そうしよう」
こう提案するのだった。
「そうしよう」
「そうね、じゃあね」
「四人でね」
二人は琴乃のその提案に笑顔で応えてだ、そしてだった。
四人はゴールに向かった、ゴールでは生徒達が次々にゴールしていた。そして遂にだった。
里香が走って来た、顔中から汗を流してだ、死にそうな顔をしている。
しかしそれでも走っている、足は止めていない。
その里香を見てだ、美優は三人に言った。
「ここで応援とかはな」
「しないの?」
「他の皆も一緒だからな」
里香だけを応援することはというのだ。
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