暁 〜小説投稿サイト〜
仮想空間の歌う少年
10ー本番前
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なんとか世界樹から出るとリメインライトとなったキリトをリーファちゃんが蘇生した。どうやらこの世界には蘇生アイテムがあるらしく、それを使い回復したみたいだった。
SAOとは違い便利だな…。
すると難しそうな魔法陣が展開しリメインライトになったキリトが復活する。

「ありがとう…スノー、リーファ。でもごめん。行かなくちゃ行けないんだ。」
「へえー」
「…?」

俺はグランドクエストの扉の前に立ち、キリトの方を向き大鎌を構える。

「んじゃ俺倒してから行ってね。」
「は?」
「スノーさん??」

リーファちゃんは驚き、キリトは一回俺をまじまじと見た後殺気を放ってきた。

「そんな時間はないんだ??どけよ??」
「おー…怖い怖い。だけどそんな考えじゃ俺を倒せないし、通さないよ?…ちょっとムカつくんだよね。今の君は。」
「なら…」

キリトが大剣を引き抜き。

「意地でも通る??」

俺に突っ込んできた。はあ…わからないか。なら少しお灸を据えないとな。

「キリトとかけては愚者ととく♪」

その瞬間大きな音符がキリトの前に現れる。キリトは斬ろうとするがこんにゃくのように音符の弾力性は半端なく、簡単に弾かれる。俺は笑いながら歌う。

「その心は…
どちらも先が見えない悲しいお人♪」

その瞬間弾かれたキリトの周りに音符が現れ、一気に爆発する。一気にキリトのHPが減り、地面に叩きつけられる。

「くっ??」
「Fine♪だよ。キリト。」

そうして地面に叩きつけれたキリトに大鎌を首もとに突きつける。

「まったく、俺に『奇跡の音符』だけで負ける様なお前じゃグランドクエストクリアなんてまた夢のまた夢…少しは頭冷やしなよ?」
「…」
「まったく…迷惑かけて…リーファちゃんと俺がどんだけ心配したか分かってる?このバカ。」

俺は大鎌を背中に戻す。リーファがなんか慰めてるが…

「それでも行かなくちゃいけないんだ…










アスナに会うために…」
「だ・か・ら!闇雲に突っ込むだけじゃ勝てるものも勝てない…ってリーファちゃんどうしたの?」

リーファちゃんがとても驚いた顔でキリトを見ていた。そして…

「お兄ちゃん…なの…?」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「いーけないんだ♪いけないんだ♪」
「スノー…だまれよ。」

今、宿にてキリトと反省会中。
リーファちゃんがどうやらキリトの妹さんだったらしく。アバターそのままにログアウトしてしまった。危ないから部屋まで連れてきたけど。…あれだね。うん。

「いーけないんだ♪いけないんだ♪」
「…」
「はあ…なんでわからないかね…」
「何がだよ。
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