任務【「高雄」型重巡二番艦をおっぱいで撃破せよ!】
第01話
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3食、全部食堂で喰ってるんだよ……しかも毎日」
「朝昼晩!? しかも毎日?! そ、そんなに間宮さんと……そんなにたくさん、間宮さんのことを……」
愛宕の背後からゴゴゴという地響きのような低音が聞こえてくる。
愛宕と会話をすればするほど、恐ろしいほどの殺気が増していく。
「ちょ、どうしたの愛宕さん?!」
「……提督が……提督がそんな人だったなんて、思わなかったです……」
愛宕は目を真っ赤に光らせながら、キッと俺を睨みつける。
俺は邪神に睨まれたように動けなくなり、がたがたと震えながら愛宕を見つめる。
「不潔です、提督ぅぅぅッッッ!!!」
“どかーん”
一瞬の出来事だった。
愛宕は俺に向かって砲撃した。
カァッとまぶしい光に包まれたかと思った次の瞬間、司令官室は大爆発して吹き飛んだ。
「……………………げほ」
俺の頭は爆発アフロになり、全身がすすだらけになっている。
軍衣はぼろぼろ、部屋はもっとぼろぼろ、なにもかもがぼろぼろ……
愛宕はくやしそうに目に涙を溜めて、ずたぼろの俺を睨みつけている。
――しばらくして
優秀すぎる妖精さん達のおかげで、なんとか元に戻った司令官室。
その司令官室の中で、愛宕は俺に向かって何度も何度も頭を下げる。
「申し訳ございませんッ! 私ったらなんてことを」
「あ、いや、いいんだよ。誤解が解けたんならさ」
「食べたのは間宮さんじゃなくて、間宮さんが作ったご飯の方だったんですね」
「そりゃそうだよ。いやはや、とんでもない勘違いだなあ」
愛宕は申し訳ない気持ちでいっぱいなようで、目を潤ませながら俺を見つめている。
「大丈夫だよ愛宕、俺は怒ってなんかいないから」
「……本当ですか?」
「本当だって、気にしてないから。だからもう謝らないでよ……それにしても、なんでそんな勘違いしちゃったかな。しっかり者な愛宕らしくないよ」
愛宕は頬を赤くして、もじもじしながら上目づかいになって言う。
「……だって……すっごく仲がよさそうだったから……」
俺の心臓がドクンッと高鳴った。
愛宕が嫉妬していた。
俺はいままで、艦娘達に異性として見られていないと思っていた。
しかし愛宕は明らかに嫉妬している。
いきなり見せられた愛宕の女の子らしさに、俺は戸惑いながら全身を熱くする。
「仲がいいって? そりゃご飯のお世話をしてもらってるし、間宮って母性溢れまくりの誰とでも仲良くなっちゃう性格だし……でも特別に思ってるわけじゃなくてさ、鎮守府にいる皆は全員が仲間だろ? ファミリーだろ? だから家族としてのコミュニケーションというか、なんというかさあ」
「……でも、間
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