任務【「高雄」型重巡二番艦をおっぱいで撃破せよ!】
第01話
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俺は提督。
提督ですよ、提督。
……提督なんだけどなあ。
俺は司令官室で艦娘達に命令を出す日々を送っている。
艦娘達は俺を信じて、俺が下す命令を忠実に遂行して、見事に成果を上げて帰投する。
そして俺と艦娘達の間には血縁をも超える固い絆が生まれ、固く結ばれているのだ………………だったらいいのになあ。
なんだろう、俺って艦娘達にとって、空気なのかなあ……
好かれているとは思う。
信頼もされてるんじゃないかなあ。
だけどなんだろう、上司と部下の関係のはずなんだけど……でもなんていうか、友達感覚っていうか……いや、そういうのとも違うなあ……なんていうか、こう……
男だと思われていない??
なんだろうなあ……艦娘達って俺に対して恥じらいがないっていうか……むしろ艦娘同士の方が恥じらいがある気がするし……俺って嫌われてるわけじゃないんだど……好かれてる気もしないし……艦娘達は俺に興味がないのかな……そうではないと思いたいが……とにかく素っ気ないというか……とりあえずそこにいればいいんですッて言われてるような、そんな気がしてならないんだよな……俺って必要なのかな、艦娘達にとって……
はぁ、自信なくすわぁ。
“ぐうううううぅぅぅ”
はぁ、腹が鳴ったわぁ。
「もう昼か」
俺は司令官室を出て、食堂へと向かう。
「あら、提督?」
食堂の前にまでくると、愛宕が俺に気がついて声をかけてきた。
高雄型重巡二番艦、愛宕。
さすがは重巡、と思わせる迫力あるボディ。
それは見る者を有無も言わさずに魅了する、もはや卑怯とも言ええるほどに魅惑的な……
「おっぱい!」
「??提督??」
愛宕はきょとんとして俺を見つめている。
いけない、ついつい声に出してしまった。
でもなあ、反則ですよ、愛宕のおっぱいは。
もはや人間やめてるレベルですよ。
素晴らしいお胸ですもの、これは。
これはいいものだ! と、先人な偉い人も言ってたですよ。
「提督ってもしかして、お食事はここで食べていらっしゃるのですか?」
「ああ、そうだよ。俺、料理苦手だしさ。なにより美味いんだよね、ここの飯」
俺の声が聞こえたのだろうか、食事番をしている間宮が顔を出し、にっこりと優しい笑みを俺に向ける。
給糧艦の間宮は料理の腕がプロ顔負けのレベルで、噂では美食●楽部の引き抜きにあったとか、美●會にさらわれそうになったとか、美●人間国宝の称号を持っているとか、グ●メ細胞の持ち主だとか、とにもかくにもとてつもなく料理が美味いのである。
俺は緩んだ笑顔を間宮に向けて、へらへらぁと手を振った。
「て・い・と・くぅ」
あれ? いま一瞬、愛宕が怒って
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