任務【春海提督、はじめての着任! 艦隊の指揮に入られよ!】
第01話
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―――
――
あれから数ヵ月が経った――
いやー、びっくりだ。
人間って慣れるもんだなあ。
こんなびっくりどっきりとんでも状況下で、俺はすっかり提督してる。
艦娘達に命令を下し、敵と戦う毎日を送っている。
着任初日、俺は何が何だかわからないまま、目の前にいる少女に命令を出した。
とりあえずこの庁舎内を案内してほしいという命令を。
そして庁舎を案内してもらいながら、少女が何者であるのか、そもそも俺は何をすればいいのか、何と戦うのか、少女に聞いてみた。
正直、俺の質問に対して知りたいことの一割あるかないか程度の答えしか返ってこなかったが、それでも俺が何をすべきなのかはわかった気がする。
そして時が経つにつれて、少しづつではあるが、少女達の存在について、我々が倒さねばならない敵について、解ってきた。
とはいえ、いまだにわからないことだらけだ。
俺……こんなんでいいのかなあ……こんなちゃらんぽらんで無責任な提督、この世で俺だけだろうなあ……
そうそう、これは最近知ったことなのだが、俺が着任したここは第二鎮守府というらしい。
……なんだろう、ってことは第一鎮守府があるってことだよな?
……なんだろう、ここってもしかして、2軍扱いなのか?
……なんだろう、それってまるで特車2……ぐふんッ、げへんッ! ……なんでもありません。
はぁ、きっと第一鎮守府の提督さんは、さぞかしご立派なエリート軍人なんだろうなぁ……
会ったこともないのに、負けた気分だ……
さてはて、これからどうなっていくのだろうか。
先は全く見えず!
提督――それは艦娘の司令官である。
艦隊――それは複数の艦娘で編成された謎の部隊である。
艦娘――それは俺の大事な嫁……もとい、部下達である!
(任務達成)
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