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【艦これ】艦隊これくしょん・闇 激戦!深海の亡霊、闇艦娘との闘い
闇艦娘との邂逅
第01話
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おぉぉぉッ”
とてつもない轟音が鳴り響き、艦娘達は爆発に巻き込まれる。
直撃こそしなかったが、目の前で大爆発が起こり、甚大なダメージを受けてしまう。
『きゃあああああぁぁぁぁぁッッッ!』
“大破”
愛宕・黒の砲撃は物凄い威力で、五十鈴・黒が問題にならないほどに強大であった。
ノーダメージであった艦娘でさえ、たった一撃で轟沈寸前である。
『私の任務はそちらの提督さんを葬り去ることでしたが……今日のところは帰りますわ。電探・黒が通用しない子がいたり、46センチ三連装砲の一斉12射撃なんていう物騒な攻撃を見れたり、なかなかに楽しませてもらったので』
五十鈴・黒は自分を大破させた艦娘達を嘲笑いながら、吐き捨てるように言う。
『あんた達、わかってる? この化け乳娘こと愛宕・黒は、わざと砲撃と外したのよ? 化け乳娘が本気で攻撃したら、あんた達どころか鎮守府全体が焼け野原になってるところよ!』
愛宕・黒は五十鈴・黒の頭をぽこんと殴る。
『失礼ね! そんな絨毯爆撃みたいな攻撃、できるわけないでしょ! この半端乳娘!』
『何よ化け乳娘! せっかく褒めてあげたのに!』
『褒める? けなすの間違いでしょう!』
ふたりはいがみ合いながらぷくぅと頬を膨らませて、ふんっと言ってそっぽを向いてしまう。
『それではごきげんよう。またお会いいたしましょう』
『あんた達、今度こそ私が息の根を止めてやるからね! 海の底で深海魚のお家になるといいわ! 覚悟してなさい!』
ふたりの闇艦娘は帰投すべく、艦娘達に背を向けて発進する。
大破した艦娘達は、もはや追撃が不可能であった。
『ゴーヤ、聞こえるか? このまま敵さんを帰すわけにはいかない。雷撃準備だ』
『ゴーヤにおまかせでち! このおっきな魚雷、61センチ五連装(酸素)魚雷でお見事に轟沈でち!』
海中で密かに待機していた伊58は、愛宕・黒に照準を合わせる。
そのときである、突然俺の頭の中に声が送られてきた。
『悪いことは言わん。その雷撃、即刻中止せよ。さもなくばこちらも反撃せねばらならくなるぞ?』
初老というには失礼なくらいに力強い声が、俺の頭の中で響き渡る。
声を聞けばわかる、これは生粋の軍人の声だ。
しかもかなりの手だれである。
『若いの、戦況をよく見て命令を下せ。反撃を喰らえばどのような惨状になるか、それがわからぬほどボンクラではあるまい、若き提督よ』
『誰だ! その口ぶりからすると、黒い艦娘の提督のようだな』
『我は海提。深き海の闇の使者よ。汎用人型決戦兵器、黒き艦娘こと闇艦娘を操る闇提督、それがワシじゃよ』
海提と名乗る者の声を聞いていて、俺はあることに気が
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