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【艦これ】艦隊これくしょん・闇 激戦!深海の亡霊、闇艦娘との闘い
闇艦娘との邂逅
第01話
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や立っているのがやっとの様子。
それだけの瀕死のダメージを受けながらも、五十鈴・黒は謎の艦娘を睨みつけて声を荒げた。
『チッ、まさかあんたが来るなんてね! 愛宕・黒』
真っ黒い衣装に身を包んでいる愛宕・黒は、愛宕とうりふたつ、同一人物としか思えないほどに似ている。
『あら、不服かしら?』
『不服も不服、超不服よ! この化け乳娘!』
『うふふ、そうやっかまないの、半端乳娘ちゃん』
『むっきー! 腹立つ! 半端って何よ! 半端じゃないもん! 立派だもん! むかつく! むかつくぅッ! でかすぎおっぱい、大ッッッ嫌い!』
悪態をつく五十鈴・黒の頭を撫で撫でする愛宕・黒。
『そんなこと言っていいのかしら? そもそもこの任務、あなたじゃなくて私が命令を受けたものなんだけど? 勝手なことをして、お父様に叱られるわよ?』
『うるさいわね! 結果を出せば文句はないでしょ! 結果さえ出せれば、父さまだって私を褒めてくれるわ!』
『でも残念な結果しか出せなかったみたいね』
『うぐぅ……』
五十鈴・黒は言葉を失い、ぐうの音を漏らす。
『これって重大な命令違反よ? 結果は出せない、命令違反はするでは、お父様はがっかりされるんじゃないかしら?』
『うぐぐぅ……』
涙目になっている五十鈴・黒。
必死に堪えているが、今にも泣き出しそうである。
『まったくしょうがないわねぇ。特別にお父様には黙っててあげるわ』
『ほんと!? ……言っとくけど、貸しだなんて思わないでよね!』
『はいはい、まったくもう、可愛くないんだか、可愛いんだか』
『何か言った!?』
『いいえ、何も申してなんかいませんわよ』
五十鈴・黒の頭を撫で撫でしている愛宕・黒は、五十鈴・黒にスパンッと手を叩き落とされた。
愛宕・黒はやれやれと両の手のひらを上に向け、両肩を上げる。
『さあ、お父様の元に帰りましょう』
『そうね、はやく父さまに会いたいわ。傷ついた五十鈴をたくさん慰めてもらうんだからッ!』
『んもぅ、意外と甘えん坊なんだから』
五十鈴・黒と愛宕・黒は艦娘達に背を向け、帰ろうとする。
『おおっとぉ、おふたりさん! ただでホムカミできると思ったら大ミステイクねー!』
逃がすものかと、ふたりを追う艦娘達。
それを見た愛宕・黒は、溜息をついて残念な顔をする。
『あらあら、せっかく見逃してあげようと思っていたのに』
愛宕・黒の背後に3門の8インチ三連装砲が映し出される。
『喰らいなさい、おバカな身の程知らずさん達』
追撃する艦娘達に向かって、愛宕・黒は8インチ三連装砲の3連射を行う。
“ずどごぉおおおぉぉぉおお
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