第二十一話 希望
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ロだが、それは既にシグマには先読みされていた。
電撃がエックスとゼロを襲う。
エックス「うわああああっ!!!!」
ゼロ「ぐわああああっ!!」
敢え無く吹っ飛ばされるエックスとゼロ。
シグマ「滅ぶがいい!!」
腕を出鱈目に振るい続けるシグマ。
攻撃を受けるエックスとゼロは壊れた人形のように宙を舞う。
エックス「く…そ…っ」
床に叩きつけられるエックスとゼロ。
もはや倒れ込んだままピクリとさえ動きはしない。
シグマ「もう終わりか…まあ、当然の結果だがな…私はこの力を持ってレプリロイドだけの新たな世界をこの地上に築く」
エックス「勝手に…決めるな…!!まだ…終わっていない…俺はまだ…生きている……!!」
激痛に震える身体を叱咤し、起き上がろうとするエックス。
シグマ「流石は無限の可能性を持つレプリロイド。我々の元になっただけのことはある。だが…」
シグマの額にエネルギーが収束していく。
シグマ「所詮は雑魚の遠吠えに過ぎん!!」
シグマの額から巨大な砲撃が放たれた。
それは真っすぐエックスへと向かっていく。
エックスが思わず目を閉じた瞬間。
ゼロ「させるかああああ!!」
ゼロがエックスと砲撃の間に割って入る。
シグマの放った砲撃を相殺しようとフルチャージショットを放つが、簡単に打ち破られ、ゼロに直撃した。
ゼロ「うわあああ…!!」
直撃を受けたゼロは片腕と下半身が吹き飛び、床に叩きつけられる。
ゼロのアーマーが漆黒からいつもの紅へと変わっていく。
髪の色も銀色から金色に戻っている。
エックス「ゼロ!ゼローーーーッ!!!!」
エックスは痛みも忘れ、無我夢中でゼロに駆け寄る。
エックス「ゼロ!!しっかりしてくれゼロ!!」
ゼロ「エックス…すまない。どうやら…俺はここまでのようだ……」
エックス「そんな…」
ゼロ「頼む…シグマを…奴を…倒してくれ…そして…連れていってくれ…お前の…創る…懐かしい、未来へ…」
エックス「…………」
死に際にゼロの脳裏に過ぎるのは、エックス、ルイン、自分の3人で一緒に任務に励み、一緒に騒いだり、ケインの悪戯を受け、共に報復したりした騒がしくも楽しかった日々。
エックスならきっとシグマを倒せる。
そう信じてゼロは静かに機能停止した。
エックス「ゼロ…!!」
涙を流しながら立ち上がるエックス。
親友を奪った男を鋭く睨み据えた。
エックス「シグマ…お前を倒す」
シグマ「ほう?お前にそれが出来るというのか?」
エックス「ああ、どんな手を使ってでもお前を倒す。」
嘲笑するシグマにエックスは力強く言い放つ。
シグマが放つ電撃をかわしながらエッ
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