提督、手紙を見る
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安全なものだ」
金剛の静止の言葉を無視してそのまま封を切った提督、中を出すとそれも手紙のようだった。だが便箋に刻まれている文字は、今までの文字とは何か別次元の物を感じるしかなかった。
『大佐殿、お元気でしょうか。お久しぶりにお手紙を遅らせていただきます。こちらも色々な事がありながらも無事にやっています、出来れば私の私情まみれの文章にしようと思ったのですが今回は違う物にしようと思います。貴方は何時まで大佐という椅子に座っているつもりなのですか?貴方は今の地位でいるべき人間ではありません。貴方の上官として、そして私だからこそ言います
私のところに来て下さい』
その手紙を読み終わった提督は、顔から笑顔が消え、あっという間に仕事を終わらせてなんの感情も無い視線を海の向こう側に投げ続けていた。
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