暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マクロスF
0677話
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突に姿を現す。

「うおっ、知っていてもこうして改めて見ると驚くな。前は雑誌だったが、今回は戦闘機だし。……にしても、これがお前達の世界の戦闘機か」
「ああ。VF-25が宇宙での戦闘を主目的にしているのと比べて、この戦闘機、ソルプレッサはどちらかと言えば大気圏内での運用を主目的にしている機体だ。勿論、宇宙でも十分通用する性能を持ってはいるが」

 昨日のルカの講義によると、VF-25というのは基本的に宇宙での活動を主軸においた機体らしい。まぁ、YF-24とかいう機体をベースにフロンティア船団が作りあげた機体だと考えれば、それも納得だろう。もちろん大気圏内での運用も当然のように可能なのだが。

「他の特徴は?」
「整備性に優れていて、離陸滑走距離が短いというのが特徴だな。だが、以前にも言ったと思うが、俺達の世界では人型兵器がメインとなっている為にこのソルプレッサみたいな純粋な戦闘機は既に絶滅危惧種に近い。故に、武器に関してはVF-25に比べて大分劣っているのは間違い無い。何しろ、バルカン砲とビームガンくらいしか装備していないからな。それと、本来の仕様ではないが俺が移動用の機体として使う事を主目的にしている為、さっきも言ったASRSというステルス装置が搭載されている」
「……なるほど。他の世界の戦闘機というのはちょっと興味深いな。いずれ乗ってみたいものだ。さて、もう1機あるという話だったが?」
「ああ、こっちはVTOL輸送機。とは言ってもこの世界だとバトロイド状態の機体を3機輸送するのが精一杯だから使いにくいだろうがな」

 オズマにそう答えつつ、ソルプレッサの隣にVTOL輸送機を空間倉庫から出す。
 こうして手持ちの機体を提供するのと引き替えに、俺の反応速度に多少は付いて来られるようになるVF-25SをS.M.Sから提供される事になる。
 ……一応、俺の専用機って扱いではあるんだが、あくまでもS.M.Sからの貸与なんだよな。これをどうやって所有権を俺の物にするのかが問題か。
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