暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マクロスF
0677話
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いと分かった以上、民間企業でもあるS.M.Sはそれを十分以上に発揮させる義務……いや、権利がある。それにお前が腕利きだというのなら、その実力を十分発揮すれば、結果的にS.M.Sの利益にもなる。だからこそ、こっちでも最善と思われる手段を取る……いや、取りたい」
「取りたい? 妙に意味ありげな言葉だが……」

 そんな俺の言葉に、ジェフリーが頷いて口を開く。

「オズマ少佐が言ったように、君の実力に相応しい機体を用意したいとこちらでも思っている。……だが、これもまたオズマ少佐が言ったように、S.M.Sというのは民間企業。即ち利益を追求する集団だ。そうなると、幾ら腕が立つとはいっても実績も何もないアクセル少尉に、通常以上の融通を利かせる事が出来んのだ」

 そこまで言い、次はオズマがジェフリーの言葉を続ける。

「そこでだ。艦長と一緒に頭を悩ませていたんだが、その時にふと気が付いた事があってな。アクセル、お前の世界というのはこの世界よりも技術が進んでいるって話だったな?」
「あ? ああ。正確には進んでいる分野もあるといったところだが」

 特に転移技術に関してはフォールドという手段があるこの世界の方が俺達……そのベースとなったスパロボOGsの世界よりも進んでいるだろう。……唯一の例外としてはシステムXNを所有しているシャドウミラーだが、それにしたって純粋な同一世界の転移システムとして考えればこのマクロス世界の方が上だ。フォールドの広がり具合は俺から見れば一種驚異的と言ってもいい程だし。
 後は、このフロンティア船団のようにある程度自給自足できるような船の設計やテラフォーミング技術とかでもこの世界の方が上だろうな。
 そんな風に思っていると、やがてオズマがどこか言いにくそうに口を開く。

「で、だ。以前聞いた話だとお前の空間倉庫とやらの中には戦闘機や輸送機が入っているとあっただろう? それを提供する気は無いか?」
「……何?」
「先程艦長も言ったが、こっちとしても利益が出るかどうか明確な確証の無い人物に対してはある程度の融通しか出来ない。だが、逆に言えばS.M.Sに対して利益を出せるのなら、通常以上の融通が出来る訳だ。例えば、VF-25の中でも一般機のVF-25Aでは無く、一種の上位機といってもいい程にチューンされたVF-25Sを与えるとかだな」
「なるほど」

 確かに営利企業である以上、利益が出るのならその対価を与えるというのは分かる話だ。オズマやジェフリーが言い淀んでいるのは、俺の機体を取り上げる事によって不審を抱かれるんじゃないかと心配している……そんなところか。だが……

「空間倉庫の中に入っている戦闘機や輸送機を提供するにしても、純粋に飛行機や戦闘機として見た場合はこの世界の方が勝っているぞ?」
「それでも
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