暁 〜小説投稿サイト〜
短編集的な
☆とある高校教諭の受難
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なところに居られるか!!」っていう死亡フラグを確実に立ててしまうのがわかるから。

「さーて。職員会議っすね。あ、大貫さんお疲れ様ですー」

 用務員なんだかバーサーカーなんだかわからない用務員さん(チェーンソー所持)に挨拶をし、今日も俺は地獄の一日を始めた。


―――



「おらーお前ら。席につけー。出欠とるぞー」

 出欠をとる。これは大事な行事だ。何せどのイベント(・・・・)が始まるのかを教えてくれるから。欠席者が何かしらに巻き込まれているなら、そのイベントに関連した場所に行かなければなんとかなる。その意味で出欠は俺にとって命綱だ。

……もっとも、逃げても意味の無い(・・・・・)ヤツらもいるわけだが。

「あ、先生。イセコちゃんさっきいなくなりました。あと駆君と凪ちゃんもいません」

「おぉ、流石イセコちゃん!! 学校を休んで人妻との逢瀬とは!! これは私も見習わなければ混沌(おとめ)が廃ります!! というワケで真尋さん保健室に――――」

「はいフォークでどーん!!」

「アザトース!!」

 金髪、三つ編みの幼い子が、俺に出欠情報を教えてくれる。美少女っぽいがれっきとした男だ。羨ましそうに夫婦漫才を見ている彼に感謝し、上泉信綱と皐月駆、霧間凪の欄に欠席をつける。

「おう。わかった」

 駆は屋上だろう。多分。それはわかっているが口にしない。見えている地雷を処理する阿呆ではないのだ。

「あー、世刻は?」

「望君はさっき希美ちゃんに寝ぼけて抱き着いちゃって……」

「あぁ、飛ばされたのね」

「あれは望ちゃんが!!」

「おーおー、素直になりなよ希美ぃ。いつまでもそんなんだと絶のヤローに他のヤツに盗られるぜー?」

「司狼、茶化すのもそんくらいにしておけ。希美が可哀想だろう」

「んだよ、つれねぇな蓮。悠二もそう思うだろう?」

「あはは、そっとしておいた方が良いんじゃないかな……?」

「いーや、希美ちゃんなんか世刻のヤローには勿体ないって。……今度どっか行かない?」

「もう、大河君からかわないでよ!! 望ちゃんだってあれでいいとこあるんだから!!」

 ギャルゲー主人公が一堂に会するとヒロインが他の主人公を好きになる、なんてスクイズ展開を想像しヒヤヒヤしていたんだが、幸いにもそんなことは無く安心した。昼ドラ展開にならなくて本当に良かった。何せ生徒は教師と違って能力がえぐい。そんなことを思っていた矢先の話だ。

「くっ……」

 言い争う声が聞こえる。

「お前じゃ香織は幸せに出来ない」

「なん……!!」

 言い争っているのは、恐らく悠斗と瞬だろう。

「先生……?」

 こちらを心配してくるハス太
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