第十四話 幻の力その九
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だったよ」
「それで六人も孤児が集まっているということは」
「相当有り得ないよな」
「うん、今ではね」
「しかも全員が力を持っててか」
「このこともだね」
「何か有り得ないことが揃ってるな」
薊はあらためてだ、腕を組みつつ述べた。
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