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艦隊これくしょん! タウイタウイ泊地の双子提督!
第一話 フラグ建造士 アリス☆提督
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しし、司令官をたたたタメ口なななんて、恐ろしくて出来ません!」

「じゃあ、アリス司令官で手を打とう」

「そ、それなら大丈夫です!」
 
 電ちゃんは手をパンっと叩いて微笑む。
 これで上司と部下っていうかたっくるしい関係から友達っぽい関係になれば私は嬉しいです。アリス司令官アリス司令官…… うーん、まだ軍隊っぽい固さ(※海軍です)があるけど、響きがかっこいいしまあいっか!

「…………」

「ん? なになに? 今くつろいでるけど母艦を探検しなくてもいいの? あぁ、そういえばこの部屋だけで満足してしまったよ! 良し、じゃあ早速探検しよう!」

 部屋から出た私とユウキは、電ちゃんに広い母艦を案内してもらう。
 母艦の艦娘を修理する入渠(にゅうきょ)ルームや、艦娘の弾、燃料を補給する補給室。そして、改装ルームや艦船を作る工廠(こうしょう)ルームを見て回った。
 それにしても入渠(にゅうきょ)ルームはすごくリゾートな感じでした。温泉だとかマッサージ部屋だったりとかエトセトラエトセトラ。すごく、私も入渠してみたいです。
 勿論、傷ついた艦娘達を治療する人間で言えば病院みたいな場所もあるけどね!

「あ、そういえば言い忘れていましたけど、ア、アア、アリス司令官も勿論入渠ルームを自由に使っても大丈夫です」

「え、本当!?」

 それはなんて素敵な情報! 是非ともお仕事が終わったら温泉に入ってみたい。
 あ、その前に案内の時、分からないのがあった。
 私は忘れそうになった質問を思い出し、すぐに電ちゃんへ問う。

「工廠って建造以外に一体何をするの?」

 工廠(こうしょう)…… 最初漢字の読みが分からなくてユウキに教えてもらいました。
 この工廠っと呼ばれる場所は案内されるときに、艦娘を建造する(※きっと日本語は間違っていないと思われ)場所っというのは分かったけど、それ以外に何か用途がありそうで、私は疑問に思い、電ちゃんに質問したのだ。
 すると、彼女は少し苦笑っとも言えるような固くてぎこちない笑みをしながら、私の問いに答えた。

「工廠では、建造の他にアイテムを製造したり、そ、その。私達の…… を資材に解体したり、する場所……なのです」

 か、かいた……い?
 解体……?
 私はその時、Z区分に指定されるようなバイオレンスな妄想をし、サーっと血の気が引く。

 そして、私は心の中で固く誓った。絶対に解体はやらないと……

 私達は母艦の社会科見学が終わり、再び司令官室へと戻った。

「ふへぇぇ…… 疲れたー」

「アリス司令官お疲れ様です! え、えっと、そんなお疲れ司令官に渡すのも何ですけど…… その、先程本部からアリス司令官宛にとある資料をもらいましたので、それを……」

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