☆5 放課後の話
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ぐぅうううう
「―――る」
キドは赤面してそっぽを向いた
「怒らないで、何か食べ物買ってあげるから、ね?」
「...うん」
「じゃあここで待っててね!」
と僕はいつも行っているタイ焼きの店に向かった
数分後僕は戻った
「はい!キドの分、熱いから気おつけてね」
「うん」
「はむぅ、もぐもぐ、んーおいひー。キドどう?」
「うん、おいしい」
「そっかーよかったね!」
僕とキドがタイ焼きを食べているときに――
「リンちゃ〜〜ん」
「りんさん」
「いやああああああ―――」
テンとペストの声と一人の女性の悲鳴が聞こえた
「あ、お母さん」
どうやらキドのお母さんのようだ
「リンちゃん」
「リンさん」
「「どっちが先なの!!」」
「え〜と、ど、どっちも?」
と僕は逃げの一手ではなく平和的解決法を選んだ
「そっかーあたしが先じゃなかったんだ〜」
「そうですか私が先じゃないんですね」
「あの...」
後ろから聞こえた第四者の声で僕たちの話は中断した
「ありがとうございます、どうお詫びすればいいんでしょうか?」
「いえ、お詫びなんていいんです」
「そうですか、じゃあお言葉に甘えて。あ、でも次ぎ会ったときはご飯おごりますね」
「リンねーちゃん、また会えるよね...」
突然キドの声が聞こえた
「うん、また会えるよ、きっと」
「リンちゃん帰ろう、ご褒美の話まだ終わってないよ」
「そうですリンさん、話終わってないです」
「じゃあキド、またいつか会おう」
「うん、絶対だよリンねーちゃん」
このとき僕は初めてキドの笑顔を見たすっごくいい笑顔だった
「よし帰ろう」
「うん、帰ろ!」
「はい、帰りましょう」
とそのとき―――僕はいきなり誰かにナイフを首に当てられていた
振り向かえるとフードをかぶっている少女がいた
「一緒に来てもらえませんか?姉さま」
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