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精霊使いの剣舞〜剣舞の女神《ヴァルキリー》〜
☆5  放課後の話
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時刻は放課後になった
僕は学院都市で暇つぶしをしてた

「リンちゃん、せっかくのデートだからどこかつれてって!」

「デートじゃないし、どこかって言ったらもう学院都市にいるじゃん」

「そうです、リンさんは私とデートしてます。テンとデートなどしていません」           

「デートじゃ無いって!もう!!」

「ペスト、リンちゃんはあたしのものですぅ!!」

「いいえ、私のものです」

テンとペストは僕の腕をつかんだ、それに話ぜんぜん聞いてないし
右に  ふよよん
左に  ぽよよん
胸の感触が僕に襲い掛かった
 
「だから誰の物でもないの!!そ、それに、む、胸が当たってるから離して!」        

「「当たってるんじゃ無くて当ててんの(当ててんです)!!!」」

僕はどうしたら良いんだろう...誰か答え教えてください!
と、そのとき誰かの泣き声が聞こえた

「テン、ペスト聞こえるか?誰かが泣いてるぞ」

「そうですね、音からすれば多分男の子です」

ペストが応えてきた

「あ、多分あそこにいるよ!」

「よし!行こう!」

僕たちは声のするところへ向かった



   ◇◆◇


「何でまた森の中なんだよ〜」

「仕方ないじゃない、声はここから聞こえているんだから」

「もうすぐで見えると思う」

目の前に現れたのは一人の少年だった、年は外見から見て10歳くらい
僕は少年に話しかけてみる

「ねぇ、君なんでここにいるの?」

「...」

少年は答えない、う〜んどうしたら良いんだろう

「じゃあ、名前。君の名前なんていうの?」

「...キド...僕の名前はキド」

よし!上手くいった、答えてくれたぞ〜〜!

「う〜ん、キド。お母さんはどこ?」

「...分からない、さっき、まで、いっしょ、に、いた、のに」

お母さんのことを話すとキドは泣きそうになった、まるで僕が泣かしたようにしか見えない

「リンちゃんが泣かした〜先生に言っちゃうぞ〜」

「だめですリンさん。子供を泣かしちゃ」

やっぱりこうなった、僕何もしてないのに

「もう!だから違うって、僕は何もしていないよ!あとテン、ペストこの子のお母さんを探してくれないかな?お願い!」

「え〜なんで〜」

「何でですか?」

「理由はともかく、う〜んと、探してくれたら、ご褒美あげるから」

「!」

「!!」

お!二人とも反応した、やっぱりご褒美あげないと手伝ってくれないか

「ご、ごほん!リンちゃんご褒美の中身って何」

「え〜と、その...」

「ちゃんと言わないと私たち探すの手伝いませんよ」


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