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魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
オリジナルストーリー 目覚める破壊者
オリジナル〜StrikerS 日常編
66話:海水浴だよ、全員集合〜!(PART2)
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。合計で43点、一気にトップ……と言っても、まだ二組目だが。
三チーム目ははやてと龍也という異色の組み合わせ。まぁちょっとした余りものズと言ったところだ。
最初に叩くのは龍也。こちらもアリサ達と同じようにするつもりらしいが……
「龍也、お前ハンデとして片手でやれよ」
「………」
回りは女子ばかりなのだ、ハンデぐらいあっても―――
「はっ!」
―――ボカッ
………うん、まぁ一撃だったな、うん。見事に割れてる。
点数は8・7・9の24点。個人最高のすずかにはギリギリ届かず。
「おっしゃ〜、頑張るで〜」
お次ははやて。肩を回しながら定位置に着く。
龍也の適切な指示もうまく働き、はやても一撃でスイカを砕く。6・7・6で19点、合計で43点で第二チームと同一1位となった。
最後のチームはヴィータ、シグナムのベルカ騎士組。最強候補筆頭だ。
最初にヴィータ。しかしやはりこのチームは歴戦の勇士だ。ハンデとして回転数はなのは達の倍、棒は片手で持つ事、そしてサポーターによる指示もなしという事にした。
だが、そのぐらいで揺らぐベルカの騎士ではなかった。
「これぐらいの回転、私は慣れっこだ」
そう、ヴィータは元々攻撃パターンの中で回転することもあり、倍にしたぐらいじゃ全然効いてない風だった。
「うぅりゃぁああ!」
案の定ヴィータはふらつくこともなく辿り着き、しかも回転してから叩くという大技をもやってのけた。
スイカは見事に割れ、点数は9・8・9の26点と、見事にすずかを超えて個人最高記録に。
しかし、それ以上だったのはシグナムだった。
「……門寺、本当にこの棒を使っていいのだな」
「ん?まぁ規定内の長さだから、大丈夫だと―――」
「わかった」
そう言ってビュンビュンと片手で棒を振るうシグナム。
美由希さんはさっきのヴィータの事もあり、倍以上にシグナムを回した。
「ふぅ〜……」
何やら呼吸を整えて気合を入れているようで、シグナムはゆっくりと…しかしまっすぐにスイカの元へ向かう。何故か足元はふらついていない。何この二人、ちょっとおかしくね?
そして、その時はやってきた。
「はぁ〜…」
スイカの前に辿り着いたシグナムは、今度は息を吐き、ゆっくりと棒を掲げる。
残り三十秒と言ったところで、一気に棒を―――
「はぁっ!」
―――斬っ
…………あれ、何か効果音が違う気が……
そう思った瞬間、スイカは見事に真っ二つとなり、ビニールシートの上に転がった。
その断面は……まるで包丁で切ったかのような、綺麗な断面だった。
「ふむ……目隠しというのも、面白いものだな。今度この状態で訓練をしてみようか」
ヤバい
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