マクロスF
0676話
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が装備されていない。いや、装備すれば出来るのかもしれないが、少なくても俺が今シミュレーターで使っている機体には装備されていない。
その辺、恐らくアーマードバルキリーとかのオプションパックで対応しているんだろうが。
「よし、ナイスだ。じゃあ次に行くぞ。今度はもっと数を出すから、気を付けろよ」
「ああ、分かった。こっちはいつでもいいからやってくれ」
ギリアムの声にそう答えるや否や、次から次に敵VFやゼントラーディの戦闘ポッドが画面に現れ、こちらへと攻撃を仕掛けてくる。
確かにもっと数を出すとは言ったが、これはちょっと豪華すぎないか?
そんな風に思いつつも、EX-ギアの操縦システムを使いながら敵のビームやレーザー、弾丸をバレルロール回転しながら回避し、マルチロックオンシステムを使って敵を補足。ビーム機関砲とガンポッドを同時に放ち、擦れ違う。数秒後、俺と擦れ違った敵機はそのまま爆散し、慌てたようにVF-19が2機、ミサイルを放ってくる。その攻撃をフレアを使い回避し、強引に機体を振り向かせつつバトロイドへと変形。ガンポッドで大量の弾丸を撃ちっ放しの状態にしつつ距離を詰め、ピンポイントバリアを纏わせたアサルトナイフをコックピットへと突き刺す。
ピンポイントバリアと言えば、初代マクロスの時はボールのような物を使って操作していたんだが、今はEX-ギアのおかげもあってかなり簡単にコントロール出来るようになっている。
「うおっ、マジかよ。いきなりこの数を相手にして互角にやり合うとか。どれだけ腕利きなんだ、お前は。いや、これだけの腕を持つ奴をスカウトしてきたんだから、さすが隊長と言うべきなんだろうな」
ギリアムの驚愕の声が通信で流れてくるが、俺としてはやはり機体の反応速度の遅さが気になる。出来れば俺が乗る機体は、もう少しその辺をどうにかして欲しいんだが……
後でオズマに相談だな。
「どうやら射撃武器もアサルトナイフも立派に使いこなしているな。こうして見る限り大体の基本は出来ている。なら、次は俺とコンビを組んでシミュレーションをやってみるか」
「コンビ?」
その言葉に思わず尋ね返すが、すぐに納得する。ニーズヘッグを使っている時は俺の操縦技術と機体性能もあって俺個人で突出しても問題は無かった。だが、今の俺はシャドウミラーのアクセル・アルマーでは無く、S.M.Sスカル小隊のアクセル・アルマーなのだ。機体に関しても、ニーズヘッグとは比べものにならない程に低い性能である以上、無茶が出来ないのは当然か。
「当然だろう。お前はスカル小隊に入ったんだから連携は大事だ。……行くぞ!」
そう言うや否や、シミュレーションを開始する。
ギリアムの機体は俺の使っているVF-25の基本であるA型では無く、ドッグファイト向けの
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