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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第412話】
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情をあげながら――。


「そ、そんな事があったの!? と、とにかく無事で良かったけど……もうロザリオ外しちゃダメだよッ! ……お兄ちゃんが死んじゃったら、美冬……泣いちゃうからね?」


 今にも泣きそうな声でそう告げる美冬、身体を密着させると頬に口付けを落としてきた。


「……まあそれに関してはとりあえず親父とラウラのお陰で助かったから。 ……後、あまり事を大きくしたくないからこの事は内密で頼むよ」

「……ぅん。 次から出掛けるときは私か美春のどっちかに言ってね? ……とりあえず無事なら良かったけど、ラウラが嬉しそうな表情で出てきた理由じゃないよね」

「ぅ……」


 事の本質を外すことは出来ず、流石に隠す事は出来ないと思い素直に話始める。

 最初こそ表情は少し柔らかかったものの、ラウラにフェラチオしてもらった事を言い始めた辺りからムスッとした表情のまま、途中で両頬をおもいっきり引っ張られた。


「い、いひゃいっへ!(い、痛いって!)」

「お兄ちゃんが悪いんでしょ! ら、ラウラとそんな事するから……! ……去勢しちゃおっかな……」

「……!!」


 下腹部に手を伸ばし、ギュッと力強く握られて言葉も出ず、痛さに涙目になる。


「わっ、ご、ごめんお兄ちゃん……。 い、痛かった……?」

「で、デリケートな部分何だから勘弁してくれ……」

「……ごめんなさい。 でも、お兄ちゃんだって悪いんだからね?」


 素直に謝りつつも、やはり声色には怒りの色が見える。


「わ、悪かったって……。 でも、正直そのお陰で銃口向けられた時の記憶がフラッシュバックしなくなったんだよ」

「……ふぅん。 ……なら、美冬がしたらもっと記憶吹き飛ぶかなぁ?」

「へ?」


 美冬の何気ない言葉に、聞き間違いかと思いきやそうでは無く真っ赤な表情のまま美冬は――。


「だ、だから……み、美冬がしたら、もっと記憶吹き飛ぶかなぁって言ってるの!!」

「美冬がって……お前が何をするんだ?」

「……フェラ……。 い、言わせないでよ、お兄ちゃんッ!!」


 言ってからペチペチと何度もおでこを叩かれる俺――痛いと感じる前に、美冬が何を言ってるのか最初理解出来なかったが徐々に理解し始めるとまた全身の体温が上昇し始め――。


「な、何言ってんだよ! き、兄妹だぞ……そ、それは――」

「……別にお兄ちゃんなら、美冬はいいよ?」

「ば、ばか……! き、兄妹でそこまでしたら……ッ」


 キスをしてからと、美冬はどうも俺を兄としても見てるが男としても見てるらしい……。

 いや、好意は妹からでも嬉しいのだがやはりキスまではまだ何とか許せ
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