そろそろ
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ると不意に、僕たちが隠れているビルを横薙ぎにするようにライムイエローの光線が走った
頭上から何かが崩れてくる大音量の崩壊音が聞こえる
「 あいつ、レーザー系の武装持ってたっけか? 」
「 いいえ、持っていないはずです。それに・・・ 」
「 それに? 」
「 ・・・さっきのレーザーは恐らくコトネさんによるものです 」
「 無茶するなぁ・・・ 」
多分だけど、『 コトネさん 』ってのが僕たちの4人目のメンバーだろう
さっき1人で行った人か
僕たちはビルを出て瓦礫をよけながら移動している
頭上から降ってくる巨大なガレキに僕は気づいていない
頭上から降ってくる巨大なガレキに僕が気づいてない事に気づいたコウ
頭上から降ってくる巨大なガレキに僕が気づいてない事に気づいたコウに気づいたラン
僕はコウに押しのけられ、コウはランに押しのかされた
そして、最後に残ったランがガレキに押しつぶされる
・・・その刹那、ガレキが爆散した
一瞬早く、例のレーザーがガレキを貫いていた
ここから先はほんの数秒の出来事だった
膨大な砂埃を浴びながらも、その足で立っているラン
レーザーが飛んできた方向から聞こえた断末魔の叫び
その方向から猛烈なスピードで迫ってくる人影
ランがハンドガンを、コウが剣を構える
こちらに背を向けた2人が腰あたりから両断される
上半身は宙を舞い、下半身からは赤い液体があふれている
別の物体になった上半身と下半身が同時に地面に落ちる
気づくと僕の上と下も離れていた
ここが未来なら戻れるはず
「 また・・・来ますね 」
目の前にたたずむ勝者に、僕はそれだけ伝えると過去へ跳んだ
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【 ラン視点 】
変な天気だ
さっきまで晴れていたのに、今にも雨が降り出しそうだ
電車を降りて、家まで歩く5分間が心配になってくる
「 なんだったんだろ・・・ 」
結局、例の女性は誰だか分からなかった
電車から降りて、家までの道のりを歩く
命の危険、1人じゃない、変な天気、わからないことだらけだ
大学が始まればまた、いつも通りの生活が戻ってくるのだけれど
最近の出来事は私にとって、少し過激だったと思う
これほど色んなことに巻きこまれることはもう無いだろう
大変ではあったが、充実した日々だった
これからはしっかり勉強して、ちゃんと大学を卒業するための努力をしないといけない
就活もあるし、卒業論文も書かなきゃいけないし
これからもイベント盛りだくさんだなぁ・・・泣
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