暁 〜小説投稿サイト〜
I want BRAVERY
3話
[1/3]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話

長い間更新していなくてすいません。

感想に関してですが、時間があいてしまったので、個別の返信はやめます。
(決して、ダルイな、とか思ってませんよ?)

書いていた時に考えていた内容、割と忘れてしまったので、どこか設定ミスや、いきなり口調が変わり始めたりするかもしれません。

********************************************
3話

 彩が意識を失っている間。

「うわ・・・ペルソナってこんなきついの?」

 弓を下ろし、少し青ざめた様子で岳羽は呟く。

『初回だけだろう』

 自分はそんなことなかったのにな、と呟きながら回線で桐条は岳羽に声を掛ける

「え?それでも・・・・私・・・」

 初めて見るペルソナ召還。
 それは岳羽が想像していたものの何倍も恐ろしいものだった。

「大丈夫だ岳羽!お前には俺がついている!俺が護ってやるよ!」

 結局、今回彼がペルソナを使わざるを得なくなった原因の一つである、この戦闘馬鹿。
 もちろん今回のことは岳羽にも責任はあるが、戦闘経験のない彼女があの状況で、攻撃をしてしまったのは、やはりこの戦闘馬鹿のせいである。

「せ、先輩・・・でも・・・ペルソナはちょっと・・・」

『そんなことより!彩君!早く回収してきて!命に代えてもいいから!早く!』

 桐条の回線から暗超の声が聞こえる。

「と、とりあえず、撤退だぁぁぁ!」

 周りにシャドウがいなくなったのをいいことに、片手を挙げて大声を上げる戦闘馬鹿。

「何で大声?」

「気合いれて撤退だぁぁぁl!」

 戦闘馬鹿はそう叫ぶと、倒れている彩を担ぎ走り始める。

『明彦、そのまま直進。突き当たりを右にいけばポータルがある』

「おぉぉぉぉ!!!」

「ちょっと、先輩!待ってくださいよぉ!!」




 彩が寮に運び込まれ、暗超が彼に抱きつき同じベットで寝ている頃。

 今日、強烈な初戦闘をしてしまった岳羽は、部屋のベットの上で膝を抱えていた。

「彩君吐いてたんだよ・・・私なんか無理じゃん」

 カタカタと震える体。

 彼女は彼女なりに心を決めてここへ来た。

「どうすれば・・・どうすればいいの?お父さん」

 部屋にあるダンボールを開けることもなく、彼女は自分の体を抱きしめる。

 琉峰彩。

 彼女にとって、彼はどのような存在だったのか。

 父親の死と関係がある桐条グループの令嬢、桐条美鶴とたまに話しているところを見かけたことがある。
 あの人と話しているところを遠目ながら見たとき、彼は彼女に対してなんの引け目も感じていないように見えた。

 それだけで既に、琉峰彩という
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ