無印編
ジュエルシードを求めて
プロローグ
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ロギアは放っておけるシロモノでもないのにお気楽なやつらだ。
……まあ、ユーノはあいつがよちよち歩きの頃から知っている俺としては手伝いも吝かではないが……
フリーの魔導師の真似事をしている身としてはタダ働きとなる。場所は第97管理外世界『地球』。行ったことのない世界だ。
「ん、続きが……?」
文章をスクロールさせていくと、そこにはぼやけていた意識を一気に覚醒させる事が書かれていた。
(魔法文化の無い管理外世界に高位の魔法資質を持った子供、か)
にわかに信じられないと思いながらユーノからのメッセージを最後まで読み進める。そしてしばし黙考する。
「なるほど……」
荷物をまとめ、デバイスのストレージに入れると外へ出る。イガラっぽい空気に顔をしかめると足下に次元間転移魔方陣を展開する。手続き無しの違法渡航だが気にしない。管理局の狗が捕まえに来たら畳んで本局に送り返すだけだ。
座標を入力し、群青色の魔力光が彼を包む。次の瞬間、そこには誰も居なかった。
第97管理外世界『地球』の極東エリア『日本』。そこにある普通の街で物語は始まる。それは止まった『時』が動き出す些細な……しかし後に次元世界に影響する大事な出会い。平凡だった小さな少女、その仲間達と―――
―――悠久の時を生きる最古の魔導師達との―――
―――運命の出会いだった。
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