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生物語
二話
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物語とは複雑で有ると誰かが言った。
それを理解するには膨大な時間と暇が必要になり誰もが理解するには相当の時間が掛かる。
人によっては結論が違う事があれば全く同じ結論にたどり着く者もいるだろう。
答えとは1つではない複数存在する。
もし、もし答えが1つしか存在しない世界が存在していたらその世界はどんな世界なのだろう。
俺の考えならそれは誰もが同じ結論しか出せず誰も何も言えない世界で退屈な世界だろう。
そう考えれば俺、真実 子風はこの世界に生まれてきて良かったと言えるだろう。
答えは1つではなく複数存在し口論出来るし何より楽しい。
こんな世界に生まれて来て良かったと今の俺なら思うだろう今の俺ならばだが

「はい、子風に問題!」

まるで子供の様な言い方で俺に問題を出そうとして来るのは俺の前の席、末広 銃器だ。
俺はその問題を聞くべきか聞かないべきかと迷ったが俺は敢えて聞く事にした。

「なんだよ大した用じゃないなら俺は聞かない」

そう言って俺は読みかけのライトノベルに視線を戻し読み戻す。
だが、それを許す銃器ではなかった。

「固いこと言うなって子風よ。
此処は普通に俺の出した問題を聞いて普通に回答して普通に読書に戻ればいいから」

えらく普通にが多かった。
ま、これ以上、面倒くさいのは面倒なので俺は聞く事にした。
その銃器が俺に出したい問題とやらを

「分かった聞くよ聞きますよ」

「良しなら早速、始めよう」

ゴホンと咳払い。
何処ぞのお笑い番組やらトーク番組で聞きそうな咳払い。

「はい、今日も末広さんと子風さんのショートコントが始まりました
実況は私、成田 茂雄がさせて頂きます!」

また新たな乱入者が登場した。
それは何時も末広 銃器と話している人間の1人、成田 茂雄だ。

「なんで銃器の問題を解いてやるだけなのにお前が実況者を始めてるんだよ?」

「それはそれが面白いからに決まってるだろう子風サザンクロス」

「俺の名前は真実 子風だ!」

本当にトーク番組みたいになって来た。
これ以上、話を続けると無駄に体力を消費するのは確定事項なので俺は問題を聞き出す事にした。

「で、銃器、お前が俺に出したい問題ってのは何なんだ?」

「問題、問題と言えば問題だが問題と言えなくもない問題」

何かを語り出した。
それはうざく感じる事も有るが一応、希稀にマトモな事を言うので最後まで聞くとしよう。

「問題とはなんだ?
問題とは少し言う時を変えればなんにでもなれる変な言葉だ」

「何が言いたいんだ末広?」

成田 茂雄は末広が言っている事を理解出来ず聞き返している。
俺は大体、言いたい事は解っている。
が、それは真実か嘘か本当かは言っ
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