第5話 エローシュ君のライバル?登場です
[5/5]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
」
「ルー、こぼしてるわよ」
「…………ごめんなさい」
注意されて私は自分のこぼした夕食を拾う。
「お茶のおかわりはいかがですか?」
「ああ、もらおう」
お母さんはゼストの湯飲みにお茶を入れる。
こう見ると夫婦にしか見えないんだけどな…………
一体いつになったら結婚するのだろう…………
「ルー、あなたは?」
「豆乳頂戴」
「はいはい」
少し苦笑いしながら私に豆乳を入れてくれた。
いいじゃない、豆乳好きでも……………
「ガリュー、これお願い」
コクっとうなづいて、空になったお皿をキッチンに運んで行き、
「……………」
お皿を綺麗に食器洗浄機に入れ始めた。
「いつもありがとうガリュー」
「……………」
無反応みたいに見えるけど、気にするなと言っていると思う。
本当はゼストがやるって言っていたんだけど、食器洗浄機の使い方がイマイチ分からなくて、結局ガリューにやってもらってる。
ガリューは何でも出来るからね。
「そういえばルー、もうすぐ運動会よね?」
「そうだよ」
「お母さんとゼストさんも見に行くから頑張ってね」
「うん、頑張る」
だけどあのドリルには気を付けないと…………
「後、当日エリオ君も見に来るらしいわよ」
「エリオ来るの?」
「零治君がそう言ってたわ。ねえ、どんな子?」
どんな子?えっと……………
「とても真面目で恥ずかしがりや。優しく、結構イケメンで、将来はモテモテの予感。だけど女性関係はレイ兄と同じになりそうな気がする」
「えっと…………」
「どこから突っ込めばいいのか…………」
でも私の考察は間違ってないと思う。
「ま、まあ仲良くね」
「うん」
クラスの女子に紹介してみようかな?
そうしたらエリオが男子に殺されちゃうか。
だけど、逆に返り討ちにしそうだな……………
その後もルーテシアはエリオが来たとき、どうするか考えていたのであった。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ