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有栖キャロの小学校物語
第5話 エローシュ君のライバル?登場です
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回表で2−1、タOガースリードですが、ピンチです。
1アウトランナー1塁3塁でスOローズの4番畑山です。

私はライお姉ちゃんと、タイガースのユニフォームと帽子、メガホンを持って応援しています。

「ここで誰が出てくるかな?」
「私は江原辺りだと思うんですけど………」

相手バッターは右バッターなので左ピッチャーをぶつけると思うのですが…………
でも今年の左の中継ぎはあんまり成績が良くないので不安です。

今日の試合は負けると4位になるかもしれない試合なので絶対に負けられません!!

『えっとピッチャーを変えるようです…………おっ!?ここで怪我で調整中だった、筒居をマウンドに上げてきました!!』

「キャロ!!」
「はい!!筒居なら絶対に抑えてくれます!!」

筒居は左の先発の柱です。
本当はローテーションの中でチームを引っ張る筈だったのですが…………
シーズン序盤にケガをしてしまい、今日までずっと2軍にいました。

でも帰ってきてくれて本当に良かったです!

「あっ、CMに入ったね。それじゃあご飯食べながら見よう!」

「はい!」

「お前ら…………」

「「あ…………」」

「準備くらい手伝え〜!!」」

「「ごめんなさ〜い!」」

お兄ちゃんにこってり怒られてしまいました。
けれど、筒居が見事に抑えてくれてタOガースは勝てました。

本当に良かったです!




「そういえば、フェイトから聞いたんだが、エリオが運動会見に来るらしいぞ」

ご飯を食べ終え、くつろいでいたら、お兄ちゃんが不意に言いました。

「本当ですか!?」

夏休みの別荘へ行って以来会っていないのでとても楽しみです!
…………そういえば、

「エリオ君は学校には行かないのですか?」

「エリオは管理局に入隊するつもりらしいぞ」

「そうなんですか…………」

一緒に行けたら楽しそうだったんだけどなぁ…………

「まあエリオにも目標があるんだよ。応援してやろうな」

「はい!!」







一方、アルピーノ家……………

「よっし、ここで畑山が打てばジャOアンツが3位に………」
「そんな事させない………」

ゼストはジャOアンツファンだ。
あの金持ちチームのどこがいいのか分からない。

確か、小松原が粋で良いって言ってたけど…………

「私にも負けられない戦いがここにある!」
「ふっ、言うようになったなルー!!」


「どうでもいいけどご飯よ二人共」

そんな2人をテーブルのイスに座って呼ぶメガーヌさんの姿があった。





「くっ、これでジャOアンツが4位か………」
「ふっふっふ、これぞ虎の底力
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