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有栖キャロの小学校物語
第5話 エローシュ君のライバル?登場です
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れが昼休み話していた奴よ」
「えっ、彼がですか!?」

確かにおかしい人でした。
夏穂ちゃんが言うだけあります……………

「エローシュ以上の変態を見たのは初めて。運動会前に闇討ちしようかな………」

「駄目ですよ、ルーちゃん!!夏穂ちゃんも『その手があったか!』って顔しないでください!!」

2人共暴力は駄目です!!

「3人共どうしたんだ?」

そんな時、エローシュ君が真白ちゃんと教室に帰ってきました。






「へぇ、俺たちが日誌を渡しに行く間にそんなことがあったのか………」
「そうなんですよ…………」

さっきの出来事をエローシュ君に話しました。
真白ちゃんも私達と同じ気持ちみたいです。

「アイツは………さて、これはどんなことをしても負けられなくなったな」

えっ、何で!?

「そこまでの事じゃ無いと思う」

私もルーちゃんの意見に同意します。

「ダメだな。ああいう奴は一回勝つと、勝手にした約束を本気に思って、更にしつこくなるぞ」
「そうなんですか!?」

「ああ、だからウチのクラスのマスコット、キャロちゃんとクールガール、ルーちゃんは俺達が守らないと」
「いつの間に変なあだ名を………」

ルーちゃんも流石に驚いていますが、案外嬉しそうです。


マスコットか…………

トOッキー?
いや、私は女の子ですからOッキーですね。



あんまり嬉しくない……………

「何でキャロちゃんに睨まれてるのか分からないけど、明日はみんなで会議だな」

「で、どうするのよ」

「取り敢えずどの競技も絶対に勝たせない。それが最低条件だな。まあ対策は相棒と作戦を練っておくよ」

「先生に迷惑をかけないようにしなさいよ…………」
「むしろ、もっとやれ!!って言われそうだけど………」

この前私とルーちゃんも実際に見たのですが、担任の細野先生と隣のクラス(ドリル頭の男の子のクラス)の担任のはげ山………オホン。
竹山先生は犬猿の中らしいです。

私達が見た場面は嫌味を言い合ってる場面でした。
ものすごく大人げなかったです。


帰ってきてから細野先生は最初の授業の5分をずっと愚痴ってました。
要するにそれほど毛嫌いしています。

「まあ俺に任せてくれ」

エローシュ君は頼もしく言い切りました。
今度はどんなことをするのか楽しみですが、本当に必要なのかな?






夜……………

「みんな、出来たわよ〜」

星お姉ちゃんの呼び声にみんなが動き始めます。

「ライお姉ちゃん、ご飯だって………」
「ちょっと待って!今重要な所!!」

確かに今重要な所です。

タOガース対スOローズ、六
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