暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マクロスF
0675話
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でもう1度教えてくれと言われても教えてやらないからな」
「分かったから、さっさと見せてくれ」
「ったく、ルカと違って可愛げの無い奴だな。クランじゃあるまいし」
「おいこら、ミシェル! 今聞き捨てならない事を言わなかったか!?」
「っと、さてとにかく手本だ、しっかりと見ておくようにな」
「こら、ミシェル! ミシェーーーールッ!」

 既に何度目かも分からないような漫才を繰り広げつつ、クランがプンスカと怒っているのをそのままにEX-ギアの背にある飛行ユニットを噴射させて空中へと飛んでいく。

「ったくミシェルの奴……」

 ぶつくさと告げているクランは横に置き、そのままミハエルの飛行を眺める。
 ……なるほど。飛行自体はこれまでに乗ってきた機体とそう変わらないように見えるな。ただ、EX-ギアだけあって色々と過敏に反応するのを注意する必要があるか。
 そんな俺の視線の先では、確かに言うだけあってミハエルが優雅に空を飛んでいた。
 ただ、EX-ギアだからなのか、あるいはまだ腕が未熟なのか、飛んでいるのに若干無駄が多いように思える。とは言え、それは並のパイロットでは気が付かない程のものだろう。……逆に言えば、一流、あるいはその壁を越えた超一流のパイロットならその隙を突く事が出来るのだが。
 そのまま地上へと降りてきたミハエルの前で、最初は見よう見まねで飛行ユニットを起動。そのまま上空へと浮上していく。

「おいおい、何でいきなりのEX-ギアの飛行であんなに余裕なんだよ」
「ま、俺も色々と経験したけどあいつは色々な意味で規格外だからな」
「オズマ隊長、本当にアクセル君って一体何者なんですか?」
「それについては機密事項だ。お前達もあいつにしつこく聞くんじゃないぞ」

 EX-ギアでの飛行に体を慣らしつつも、地上で行われている会話は聞こえていたりする。
 結局、この日は3時間程の飛行でミハエルに勝るとも劣らずといった評価を貰い、驚愕と胡散臭さを混ぜ合わせた視線をオズマ以外から向けられる事になるのだった。
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