第4話 異端審問会って何ですか?
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た佐助君もそう言います。
それは体育の時間に聞きましたが…………
でも、付き合いが長い二人が言うなら大丈夫かな……………
「只今から異端審問会を始めます」
そう宣言して、磔されているエローシュ君の前にいる男の子達は頭に黒い頭巾を被り始めました。
「えっとひ、ひこく?ああ、合ってる?被告エローシュ!!き、………お前はエロ紳士同盟を作りながらもモテモテになろうとしていた。めいしゅ自らめ、め………何て読むんだっけ?」
「盟主だよ………」
「そうだった、ありがとう。………えっと。盟主自ら破った行為は我ら同盟の裏切りに値する!!………………何か言いたい事はあるか?」
「ぐだぐだね………」
「ぐだぐだだね………」
頑張って難しい言葉を言おうとして漢字にひらがなを付け忘れたんでしょうね………
もうせっかく作った雰囲気も台無しです。
「俺のどこに盟約に違反した証拠がある!!証拠の提示を要求する!!」
「えっと………あ、あった。ではこれはなんだ!?」
そう言って裁判官?をしていた男の子がミサンガをエローシュ君に見せてきた。
「それは真白ちゃんからお礼として貰ったものだ。それのどこに違反がある!!」
「女の子から贈り物、それはリア充の仲間入りの意味を示すって兄貴が言っていた。だから違反だ!」
「それはお前らが俺に勝手に嫉妬しているだけだろうが!!」
「「「「「「「「「「うっ……………」」」」」」」」」」
「それに俺が作った盟約にはそんなものは無い!!」
「で、でも理不尽だ!!俺たちも手伝ったのに、俺たちには何もないなんて…………」
「「「「「「「「「「そうだ、そうだ!!」」」」」」」」」」
「それは…………日頃の行いが悪いからだ」
「「「「「「「「「「お前にだけは言われたくない!!」」」」」」」」」」
その気持ちは分かります。
「あ、あの!!」
真白ちゃんは精一杯大きな声を出して、異端………なんだっけ?
と、とりあえず話しかけました!!
「皆さんにもお礼はあります!クッキーですけど要りませんか?」
「「「「「「「「「「いりま〜す!!」」」」」」」」」」
みんな被っていた頭巾を取って、真白ちゃんの所へ群がって来ました。
変り身が早いですね…………
「キャロちゃん達もどう?」
「ありがとう、いただきます!」
「美味しそう」
「本当ね」
「良いお嫁さんになれる…………」
「えへへ………」
「おい、誰か俺を下ろしてくれよ!!」
私達はみんなで真白ちゃんのクッキーを美味しくいただきました。
「ね、その頭巾って何なの?」
クッキー食べている時に近くの男子に聞いてみました。
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