第4話 異端審問会って何ですか?
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たんびに傷だらけになる俺って………」
「ドントマインド、エローシュ君」
「キャロちゃん、何で略さないの!?」
ちょっとした気分です。
「クソっ、グレてやる…………」
そう言って後ろを向いて黙々と食べ始めました。
流石にちょっとからかい過ぎたかな………
「エローシュ、これあげるから機嫌直して」
ルーちゃんが珍しくエローシュ君に優しくしてます。
「べ、別にそんなんで許してもらえるなんて思うなよ………」
と言いながらも嬉しそうです。
「って、ご飯じゃねえか!!ご飯なら一杯あるんだよ!!」
「それじゃあ交換でこれもらうね」
そう言ってルーちゃんは唐揚げを取りました。
「あっ、また!?」
「じゃあ私も、ハイ」
「ってまたご飯!?」
「私も唐揚げもらうわ」
「止めてくれ!!また俺のおかずが………」
「僕も…………」
「相棒!!流石に取りすぎだろ!?ソーセージと卵焼きのダブルとか鬼畜すぎる!!」
「私はこのグラタンを……………」
「キャロちゃんまで…………」
私もご飯とグラタンを交換しました。
「伸也君、私のおかず分けてあげるから…………」
「ああ…………ここに女神様がおるわ…………」
泣きながら、真白ちゃんにお弁当のおかずを分けてもらうエローシュ君。
真白ちゃんも嬉しそうだ。
「…………………フン」
けれど、そんな様子を見ていた夏穂ちゃんは何だか不機嫌そうです。
「面白くなりそう…………」
「どうなるんだろうね………」
佐助君とルーちゃんは2人で何やら話しています。
あれ?
私だけ仲間外れな気が……………
放課後…………
「何でエローシュ君、磔にされてるの?」
「というかどこからあんなもの出したの?」
私とルーちゃんがトイレに行っている間にエローシュ君が十字架に磔にされてました。
「あわわ、どうすれば…………」
「真白ちゃん、一体何があったの!?」
「あっ!キャロちゃん、ルーちゃん!!」
私たちに気づいた真白ちゃんが慌てて近づいて来ました。
「あのね、私がエローシュ君にこの前のお礼として作ったミサンガを渡したら、それを見ていた男子のみんながあっという間に大きな十字架にエローシュ君を…………」
何か色々と突っ込まなくちゃいけない気がするけど、取り敢えずエローシュ君が先だね………
「ルーちゃん………」
「面白そうだから傍観しよう」
「「ルーちゃん!?」」
まさかの傍観!?
「それでいいわよ」
「夏穂ちゃん!?」
いつの間にか後ろにいた夏穂ちゃんが言いました。
「エローシュは普通の人より頑丈……………」
その隣にい
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