30話
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は今までの事を振り返ります。
そして、最初持っていたはずの自分の為に専用機を作りたいという気持ちは何時しか、他人の為になっていました。
みんなを守りたい、みんなのためにやっているという思いは行き過ぎれば、結局、他人に責任を押し付けて、行動している事にしかなりません。
全てがそうだとは思っていませんが、そう思い流されていたように思う。
だから、そんな自分と向き合い変わろうと思う。
今までの弱い後ろ向きな自分を変えるために目に前の強く完成された男を倒す。
「ウプウアウト、私と共に戦ってくれる機体よ。こんな弱く後ろ向きな私の強い鎧よ。私はこれから、他人に左右されずに本当の意味で選択したいと思う。私はそのために目の前の男に勝つ。だから、力を貸してほしい。そして、アーニャ少し無茶をします。着いてきてくれますか。」
「うん、戒の為なら。」
「ありがとう、アーニャ。T−LINKフルコンタクト。Z・Oソード生成。ウプウアウトよ、今こそすべての力を!」
その瞬間に、私の中で何かが砕ける音がし、力があふれ出てきます。
そして、ウプウアウトより緑の燐光が放たれます。
『ちょっと、何が起こったんだい。』
『それが、ちょっとわからないんです!ロイドさん!ウプウアウト自体から謎のエネルギーが放出されているんです!』
『フム、何が起きてるのか、さっぱりわからんが1つだけいえる事がある。』
『それは、何なんだい。』
『簡単事だ。今の今までウプウアウトは目覚めていなかったんだよ。今までのテストや実験、この激しい戦闘の中もずっと微睡んでいたんだ。彼が己と向き合う事で初めて、目を覚ましたんだ。しかし、この素晴らしい現象は何だ。性質から考えて、このエネルギーはZ・Oオーラである事は間違いないはず、しかし、目視出来る程の放出など出来るはずない。だが、現実としてこの光景がある。それに、今まで以上の念動力の上昇も見られる。素晴らしい。』
そう言って、通信の向こうでいろいろと騒いでいる様なのですが、そんな事を気にせずに今の状態の維持に努め、偵察を使用し、黒いガーリオンに集中します。
そして、スラスターを使用して一気に加速し、黒いガーリオンに肉薄するします。
今まで以上の加速に驚きながら黒いガーリオンに対して、Z・Oソードを振り下ろします。
エネルギーに包まれたZ・Oソードは黒いガーリオンに当たることなく回避されますが、先ほどとは違い大きく後ろに横に躱します。
私はそこを狙いスラッシュハーケンを放ちます。
黒いガーリオンはスラッシュハーケンをディバイン・アームで切り払い、バースト・レールガンを撃って来ます。
偵察により察知していた私は、その弾丸を回避しながら近づきZ・Oソードを振るい相手の動きを観察します。
今の私
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