第百三十九話
[8]前話 [2]次話
第百三十九話 飲みものの話
華奈子がだ、こう皆に言った。
「お水だとね」
「うん、それはね」
「いいけれど」
それでもとだ、梨花と美樹が華奈子に答えた。
「オーソドックスっていうか」
「ちょっと味気ないんじゃ」
「だからお水以外にね」
「他のでいいんじゃないかしら」
「そうよね、お水にカレーは定番の一つだけれど」
それでもだった、華奈子も二人に言われて言う。
「味気ないって言えば味気ないわね」
「だから別のにしよう」
「他の飲みものにね」
「そうね、じゃあ何がいいかしら」
「炭酸飲料は止めた方がいいわね」
赤音はこう言った。
「サイダーとかコーラは」
「あっ、確かにね」
「炭酸系はカレーには合わへんわ」
赤音には春奈と亜美が答える。
「おうどんとかお好み焼きには合うけれど」
「カレーにはちょっとあかんな」
「カレー自体が刺激強いし」
「舌を攻めてくるのはな」
合わないと話す、それでこちらもだった。
却下になった、こうして普通の水とサイダーやコーラ等の炭酸飲料は駄目となった。そのうえで話を続けていく。
そしてだ、今度は美奈子が言った。
「紅茶かコーヒーか」
「どっちか?」
「どっちかがいいっていうの」
「さっきお話に出たけれど紅茶はね」
それはだった。
「インドでも飲むし」
「カレーの本場で」
「カレーと一緒にも」
「そう、飲むしコーヒーもね」
こちらもだった。
「海軍からはじまってるから、カレーとセットで」
「ううん、紅茶かコーヒーか」
「どっちかなのね」
「それでもいいんじゃないかしら」
カレーと一緒に飲むものはというのだ。
「どうかしら」
「冷やして?あっためて?」
華奈子が美奈子に飲むもののその温度について尋ねた。
「どっちでなの?」
「そうね、あまり暑いとちょっと飲みにくいから」
「じゃあ冷やしたのね」
「そっちがいいかしら」
「そうよね」
こう華奈子に答える、飲みものの話も進んでいった。そうしてそのうえでだった。何を飲むのかも決めていくのだった。
第百三十九話 完
2014・6・5
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ