暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート ・オンライン 〜鋼鉄の城に輝く星々〜
エピソード7
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の存在に気づいていたようで、ベルトから投擲用ピックを抜いて、準備をしていた。

「やれるか?」

「大丈夫だ…たぶん…」
おいおい、心配だな…

投剣スキルの基本技『シングル・シュート』のモーションを起こし、ピックを投げる。
投げられたピックはラグー・ラビットに向かって飛んでいき、その後ポリゴンが砕ける音が響いた。
よし!と左手をぐっとにぎる。そして、メニューでアイテム欄を開き、ドロップしたアイテムの中に〔ラグー・ラビットの肉〕があることを確認する。

「ドロップできたか?

「あった…」
満面の笑みでブイサインをしてくる。

「けど、これ誰が料理するの?」

「あ……」
普通、食材アイテムはフルーツなどを除いて調理しなければ、食べることができない。しかも、料理をするのにも料理スキルがなければならない。
娯楽スキルの一つである料理スキルをボッチなキリトが取得しているはずなく、結果誰かに調理を頼むしかない。

(まぁ、俺が料理すればいいんだが……)

そうだ!と思いつき、指を鳴らす。そして、思いついたことをインスタントメールでユウカに伝える。
『面白そうなだね。』と返信が返ってきたので、ある人物へとメールを送っておく。


メールをうち終え、あとはキリトを目的の場所へと移動させるだけ…

「まぁ、悩んでも仕方ないから、とりあえずドロップしたアイテムを換金しに行こうぜ。」

「まぁ、それもそうだな。じゃあ、エギルのところに行くか!」
そう言うとラグー・ラビットのことは後にして、ポーチから転移結晶を取り出す。

「「「転移!アルゲート」」」
お決まりのワードを発すると三人は青い光に包まれて転移して行った。





「この街あんまり好きじゃないだよな…」

「リョウに賛成。なんか暗くてジメジメしてて嫌いかな。」

「ふーん、そうか?俺はこの感じ結構気に入ってるぞ。」
昔よく遊びに行っていた電気街によく似ているかららしい。

「まぁ、さっさとエギルのところに行こうぜ。冷やかしに。」

「おーい、心の声がて出るぞー。
苦笑混じりにツッコミを入れてくるキリト





「毎度!また頼むよ兄ちゃん!」
目的地に着くとスキンヘッドの厳つい男が槍使いの男からぼったくっていた。

「うっす。相変わらず阿漕な商売してるな。」

「よぅ、キリトと後ろにいるのはユウカか。あと、和服を来た女性は誰だ?キリトのコレか?」
そう言って、小指を立てて、ニヤついた笑みをこちらに向けてくる。
地雷を踏んだとは知らずに…

「よう、エギル……残念だったな、キリトの彼女じゃなくてよ。」

「な、りょ、リョウト…だったのか!」
ここにきてようやく事の重大さに気
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