マクロスF
0674話
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の家の会社はかなり有名だと思うんだけど」
「まぁ、色々と訳ありでな。で、L.A.Iって?」
俺のその言葉に一瞬だけ探るような視線を向けるも、すぐに笑みを浮かべて口を開く。
「L.A.Iっていうのはミシェル先輩が言ってた通り、僕の家がやってる会社だよ。このフロンティア船団に拠点を持つ企業で、総合機械メーカーだね。自慢じゃないけど技術力はかなり高くて、僕達が乗る……それにアクセル君も乗る予定のVF-25もベース機となるYF-24を新統合軍から譲られてL.A.Iが開発したんだ」
なるほど。それ程に大きい会社なら、確かに知らない方がおかしいか。ミハエルやルカに変な目で見られる筈だ。
「さて、じゃあミシェル先輩もオズマ隊長も色々と忙しいみたいだから、VF-25については僕が説明するね」
少し前までは2人を仲裁しようとしていたのを忘れたかのように笑みを浮かべ、ルカがブリーフィングルームにあるスクリーンにVF-25の姿を映し出す。
こうしてみると、やっぱりVF-1に似た印象を受けるんだよな。基本に忠実というか、戦闘機っぽいというか。まぁ、この世界については知らない事になってるので言わないが。
「VF-25。新統合軍護衛艦隊の主力機として開発された機体で、今はS.M.Sで試験運用中の機体です。まず、最大の特徴は何と言っても操縦システムにEX-ギアが組み込まれた事」
その言葉と共にスクリーンの映像が代わり、パイロットらしき人物が映し出される。その身体に纏っているのは……
「パワードスーツ?」
「そうです。まあ、正確にはパワードスーツの役割も持つといった方が正しいんですけど」
「実際、新統合軍の特殊部隊とかではEX-ギアをパワードスーツとして使っているしな」
先程までの言い合いというか、じゃれ合いを止めてルカの説明を聞いていたオズマがそう付け足す。その隣ではミハエルもまたどこかつまらなさそうにしつつも、特に口を挟まずにルカの説明を聞いていた。
「ただ、正確に言えばパワードスーツの機能も持った耐Gスーツといった具合になりますね。このEX-ギアと後で説明しますが、ISCというものがあって、初めてVF-25は既存のVFとは比べものにならない程の性能を得る事が出来ました」
「……耐Gスーツ兼パワードスーツって事は、もしパイロットが耐G能力に優れていれば別に付けなくてもいいのか?」
ふと疑問に思い、そう尋ねる。
そもそも、俺は100Gの重力にも平気で耐えられる程の能力を持っているし、パワードスーツの類が必要無い程の身体能力も持っている。それを考えれば、動くのに邪魔になりそうなEX-ギアはいらないんじゃないか。そんな風に思って尋ねたのだが。
「うーん、VF-25とEX-ギアはセットですからね
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