暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos30銀薔薇騎士隊ズィルバーン・ローゼ〜PALADIN〜
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礫がルミナを急襲。
だけどルミナは焦ることなく両拳を目にも留まらぬ速さで打ち込んでいって全て粉砕・・・している中で、「せい!」わたしも“キルシュブリューテ”で瓦礫を粉砕して、ルミナの斜め上から襲わせる。
「何を企んでいるのか知らないけど・・・!」
ルシルの飛ばした瓦礫を素早く片手で粉砕しつつ、わたしの飛ばした瓦礫も片手で粉砕するルミナ。わたし達の居所を探そうとして周りを見回しているけど、わたしとルシルで交互に粉砕して小さくした瓦礫をルミナに向かわせ続けているから、「ちょっと、邪魔! 面倒くさい!」上手く行かずにイライラ。
――チェーンバインド――
その中でルシルが宙に浮いてる瓦礫すべてをチェーンバインドで繋ぎ合わせて、
――
殲滅せよ
(
コード
)
、
汝の軍勢
(
カマエル
)
――
さ、ら、に、魔力槍数百本がルミナの全方位に展開された。これからの攻撃に巻き込まれないためにわたしは魔法陣の足場――シュヴァーベン・マギークライスを展開して、瓦礫からそっちへ跳び移る。
「これでどうだ!」
ルシルがチェーンバインドに手を掛けて思いっきり引っ張った。すると全ての瓦礫がルミナに向かって殺到。続けて「ジャッジメント!」待機してた魔力槍群も一斉発射。瓦礫の対処だけじゃなくて魔力槍もどうにかしないといけないんだけど・・・。
いくらなんでも能力発動の要な両手足だけじゃ対処しきれない。となれば、回避に徹するしかない。離れた場所に居るルシルと頷き合って迎撃準備に入ろうとした時、ルミナは「すぅぅーーー」とこれでもかってくらいに息を吸い始めた。
「だぁぁぁあああああああああああああッッ!!」
――シュライエンパンツァー――
力足を踏んだ後、大声で咆えた。それと同時にルミナを中心に全方位へ空間の歪みが広がっていって、迫って来ていた瓦礫を押し返した。そして魔力槍群は全て消滅させた。わたしは慌てて瓦礫の回避に力を注ぐ。魔法陣から飛び降りて、迫り来る瓦礫を足場として徐々に降下。その中で、「ごめん。ルシリオンとの戦いを邪魔されたくないんだ」耳元に届く、ルミナの悲しげな声。
「どこ・・・!?」
「シュトゥースヴェレ・・・!」
避けきれなくて仕方なく斬り裂いた瓦礫の裏側から飛び出して来たルミナが、振りかぶっていた右拳を突き出してきた。無駄だって解っていても物理障壁、ハルトリーゲル・シルトを展開して、刀身をさらに盾にする。そして・・・ガンッとルミナの拳が障壁に衝突。
「うぐふっ・・・!?」
障壁は壊されず、“キルシュブリューテ”も無事だったけど、そんなもの始めからないって感じでわたしのお腹を途轍もない衝撃が貫通して行った。弾け飛ぶわたしの騎士甲冑の腹部部分。背中に受ける空気の感じから言って、背中の方も弾け飛んでそ
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