暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos30銀薔薇騎士隊ズィルバーン・ローゼ〜PALADIN〜
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スト」

わたし達は名乗りを上げて、「いざ参る!」同時に発する。

――舞い降るは(コード)汝の無矛(パディエル)――

わたしとルシルは同時に一足飛びで10mほど後退。と同時に蒼く輝く魔力で出来た槍がわたし達の頭上から100本以上と降り注いできた。わたし達に当たる軌道は1本もなく、だけどルミナには惜しげもなく降り注いでいく。

「すごい、すごい、すごいっ♪」

ルミナは嬉しそうに槍の雨の中をジグザグに駆けて来て、「邪魔!」当たる槍はペシッと払い除けて粉砕する。ルミナには接近戦を挑んじゃダメ。それを大前提として、騎士にあるまじき「中遠距離で攻めまくる!」でルミナを撃破する。

「キルシュブリューテ!」

≪ヤっヴォ〜〜ル♪ カートリッジをロード♪≫

「光牙・・・!」

針縫刃(しんぶじん)!!≫

“キルシュブリューテ”を石畳に突き刺すと同時、わたしの魔力光・真紅に光り輝く魔力の剣山が波のようにルミナに向かって突き上がっていく。空からは槍の雨、足元からは剣山の波。ルミナの足を少しでも止める為の魔法だったけど、「無・駄?」ショルダータックルで剣山と槍の雨を強引に突破してきた。

「本当に途轍もないな、アルテルミナス・・・!」

――我を運べ(コード)汝の蒼翼(アンピエル)――

「本当に、ね!」

ルシルの右手に掴まって一緒に空へと上がる。ルミナはわたし達の足元で急停止した後、ジャンプ体勢に入った。ルミナがジャンプする前に「よっと!」ルシルに引っ張り上げられて、そのまま空高く投げ飛ばされる。空のわたし、宙のルシル、地のルミナが縦一列に並んだ状態になった時、「手を抜いていると、すぐに終わるよ!」ルミナがジャンプした。

屈服させよ(コード)汝の恐怖(イロウエル)!」

ルシルの足元とルミナの後方に展開された2つの円陣から銀の巨腕イロウエルが出現。真正面と真後ろからルミナに殴りにかかった。

拳打強化(フェアシュテルケン)・・・、ファルコンメン・ツェアシュティーレン!」

イロウエルの陰からルミナが能力だけじゃなくて魔法を同時に使う際の掛け声、拳打強化、が聞こえた。その直後、2つのイロウエルがバラバラに粉砕された。イロウエルを構成していた岩石っぽい瓦礫が宙に舞う。

『ルシル!』

『ああ!』

思念通話で合図して、魔力として霧散することなく宙に留まる(どうやってるんだろ?)瓦礫を足場として降り立つ。瓦礫からちょこっと顔を出してルミナの姿を捜す。ルミナも瓦礫を足場として立っていて、キョロキョロとわたしとルシルを捜してた。
そんなルミナの背後に浮かぶ瓦礫の後ろにルシルが気配も音も無く現れて、目の前の瓦礫を“エヴェストルム”で砕くと、さらに細かくなった瓦
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