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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos30銀薔薇騎士隊ズィルバーン・ローゼ〜PALADIN〜
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出してそう言うと、アリサ達もそれぞれ相棒(デバイス)を手に取ってわたしのパートナーになるって願い出てくれた。そんななのは達にわたしは「ありがとう、嬉しいよ。でも、ごめん」って感謝と謝罪を言いつつ、はやて達の居る応接室へと振り向いた。なのは達はそれだけで察してくれた。

「ルシル君、か。うん、そうだね」

「私たちの誰よりも強いし」

「わたしの為に戦うって言ってくれて、ホント嬉しかった♪」

改めてなのは達にお礼を言った後、『ルシル、今いい?』ってミミルさんと話し合ってるはずのルシルに思念通話を通す。ルシルは『どうした?』すぐに応じてくれて、今まで経緯を話す。

『――だから、ルミナとの戦いを手伝ってほしい。一応ルミナはわたしを勝たせてくれるそうだけど、でも簡単に勝つと父様に怪しまれる・・・』

『なるほど。あくまで全力で戦ったと思わせなければならない、か。判った、手伝おう。すぐに向かう』

『ありがとう、ルシル』

思念通話が切れてからちょっとすると、ルシルがはやて達とミミルさんを連れてやって来た。父様にはやて達のことを紹介した後、「父様、ルミナ。わたしのパートナーが、彼です」改めてルシルを紹介。

「ルシリオン、だっけ? どこかで会ったことない?」

ルミナがルシルにこれでもかって顔を近付けてそう聞く。それに対してルシルは「いいえ。ただ、この姿では会ったことがありますが」って大人形態に変身、しかも頭部はあのデフォルメチーターの被り物にしている。

「パラディース・ヴェヒターのランサー!? え、じゃあ・・・八神家のみんなって・・・!」

ルミナがビックリしながらはやて達を見るから、はやて達もそれぞれパラディース・ヴェヒターとしてのコードネームを言っていった。ルミナは少しの間呆けた後、『ごめん、イリス。私、八百長できそうにない』青緑色の魔力光を全身から放出させた。

「これまで闘ってきた魔導師や騎士とは絶対に勝敗を決めてきた。唯一、ランサーだけは有耶無耶になっちゃって。だからね・・・キッチリ決めたいんだよ。どっちが強いのかさ!」

終わった。ルミナが本気モードになっちゃった。エントランスホールに満ちる圧倒的な威圧感と戦意に、なのは達が1歩2歩と後ずさる。わたしだってこの場から逃げ出したくなったけど、「それでもわたしが、わたし達が勝つもん!」ルシルの手を握ってそう言い放つ。

「面白い。リヒャルト司祭。場所をお借りします。どこがよろしいですか?」

「こっちだよ、ルミナ。プリアムス、みんなを連れて来て」

ルシルとルミナを連れて先行するわたしはプリアムスにそう指示。プリアムスがなのは達を連れて来るのを確認。目指すはフライハイト城の裏庭に設けられている訓練施設――闘技場だ。

『シャル。ア
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