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う。

「「「シャル!」」」「「「シャルちゃん!」」」

ルシルやなのは達の声が、今にも途切れそうなわたしの意識を繋ぎ止めてくれる。だけど・・・ごめん、もうダメ。やっぱり無理。今の一撃が余程よかったのか全身から力が抜けて、意識もまた朦朧としてくるんだ。

(・・・行きたかったなぁ、聖祥小学校・・・)

諦めそうになった時、『まったくさぁ。私の転生体ならもうちょっと足掻きなさいよ』って脳内に響く『シャルロッテ様・・・』のお声。フライハイト家の初代当主の妹君で、ベルカ以前レーベンヴェルトを御救いになった神話級の騎士、そして最近知ったけど前世のわたしでもある御方だ。

『お助け下さい、シャルロッテ様・・・』

『・・・・しゃあなし、か。大サービスだからね、もう1人のシャルロッテ(わたし)♪』

――真紅の両翼(ルビーン・フリューゲル)――

体の支配権がわたしからシャルロッテ様に移ったのが判った。魔力が引き出されて、背中からバサッと魔力で出来た翼が生まれた。翼を羽ばたかせて体勢を立て直して、ルミナから距離を取る。さらに「醒めよ、ゼーゲン」わたしの口から何かしらの名前が発せられたら、胸のうちが熱くなって、意識や痛みが回復した。

「ルシル! サポートお願い! 勝つよ、絶対!」

「君は・・・! ああ、いいだろう!」

――弓神の狩猟(コード・ウル)――

ルシルが弓矢を魔力で創りだして、「往けッ!」槍のように長い矢を発射。向かうのは宙に佇むルミナ。矢は途中で無数の光線となってルミナを全方位から襲うけど、「ゲシュヴィント・フォーアシュトゥース」超高速移動魔法によって瞬時に包囲から離脱して、ルシルの元へとそのまま突進・・・「させるかっつうの!」の前にシャルロッテ様が立ちはだかる。

「『イリス。よく見て、感じて、習得しなさい。絶対切断能力(キルシュブリューテ)の使い方!』せい!」

――光牙月閃刃(シャイン・モーントズィッヒェル)――

「なんで空を飛べているのか、気にはなるけど今は・・・!」

――ファルコンメン・ツェアシュティーレン――

真紅の魔力を纏う“キルシュブリューテ”と、ルミナの素手が真っ向から衝突。普通ならデバイスの方が砕かれるけど、今回は砕かれることなくそれどころか「痛っ・・!?」ルミナにダメージを与えた。

「今の・・・絶対切断(アブゾルーテ・フェヒター)・・・!?」

――燃え焼け(コード)汝の火拳(セラティエル)――

驚きのまま後退したルミナの頭上から降って来たのはルシルの火炎砲撃。隙だらけだったにも関わらずルミナは拳を振り上げて、砲撃を真っ向から殴って粉砕。

――ゲシュウィンディヒカイト・アオフシュティーク――

グンッと目の前の景色が
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