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魔法少女リリカルなのはStrikerS〜青年と機動六課物語〜
第6話『機動六課始動』
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あ、はい。初日から色々迷惑を掛けてすみません」
なのは「ううん、大丈夫。それじゃあ、カズマくんも訓練着に着替えて来てね」
カズマ「はい。……あ、なのはさん」
なのは「ん?なに?」
カズマ「えっと……目の下が少し赤いですよ」
なのは「え!?あ、本当だ……」
どうやら自分では気がついていなかったようだ。
この反応、なんか可愛いなぁ。
◇◇◇◇◇
エリオ「あ、カズマさん。もう大丈夫なんですか?」
更衣室に入ると先ほどの少年―――――確かエリオ・モンディアル三等陸士って言ってたかな?
カズマ「ああ、なのはさんのおかげでな。エリオも気をつけろよ、あいつを怒らせるとああなるからな」
エリオ「はい、肝に命じておきます。それにしても、カズマさん達はとても仲が良いですね」
カズマ「う〜ん……まあ、訓練校時代からの付き合いだからな」
一年以上も一緒にやってるからなぁ…まあ、仲が良いと言えば仲はいいか。
カズマ「でも、エリオにもそれぐらいの奴いるだろ?」
エリオ「いや……僕には……」
まずい、地雷踏んだか。とりあえず謝っておこう。
カズマ「………悪い」
エリオ「いいんですよ、気にしないでください」
カズマ「そうか?なら、そろそろ行かないと怖い鬼がさらに怖くなるぞ」
そして下手をすれば俺は三度目のトイレに………考えただけでも恐ろしいし、さっきのことは思い出したくない。
エリオ「そうですね、カズマさん準備出来ましたか?」
カズマ「問題なし。行くか」
エリオ「はい」
杖を肩に担ぎ更衣室をあとにする。さて、鬼が出るか邪が出るか…。
ティア「遅い!!」
鬼が出ましたよ。それも、とっても怖い鬼が…。
ティア「まったく、いつまで待たせる気よあんたは」
誰のせいか胸に手を当ててみろってんだ。
ティア「何?あんたまた、あそこに行きたいの?」
クイクイと親指でトイレを指す。
カズマ「………ごめんなさい」
速攻土下座で謝る………え?プライドは無いのかって?
そんなもん!昨日生ゴミと一緒に捨ててきたわ!
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