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DQ4 導かれちゃった者達…(リュカ伝その3)
第7章:過去から未来への歴史
第7話:圧倒的な力
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直接攻撃の手助けになればとピオリムやバイキルトを皆に使用する。
しかしエビの凍てつく波動により、味方の魔法効果は掻き消され、思った以上の効果は得られてない。
しかも気絶してるシンを守る為、ドランが奴を抱えたまま逃げ惑ってるので、攻撃要員も減少中だ。

徹底的にピンチであるはずなのに、後方のリュカは動く気配も見せやしない。
従って我々は、少しずつ戦場をリュカ等の方へシフトして行く……
奴を巻き込む形で戦闘を行ってやるのだ!

とは言っても、エビの強さは尋常ではなく、リュカの下へ辿り着く前に我らの命が尽きるかもしれない。
そんな状況に苛立ちを感じたマーニャが、ヒステリックな声でデスピーに問いかける。
「ちょっとデスピー! アイツには弱点とか無いの!?」

問われたデスピーは、小声で“デスピーと呼ぶな”と言いつつも、「あるにはあるが、今は無い!」と、トンチの効いた言葉を吐く。
自己完結で満足するのは遠慮願いたい物じゃな。

「何言ってんのアンタ? 顔がリュカにソックリだからって、発言まで非常識にする事無いのよ! 常識人の私達に解る様に言いなさい」
妹と共に同一人物の愛人をしてる女に、常識云々を言われたくはないものだ。

「ムカつく女だなキサマは! では説明してやる……お前等馬鹿にでも解る様に、俺が優しく教えてやる!」
そう言いながらもエビに攻撃を仕掛け、他の者への攻撃を軽減させるデスピー……やりおるわい!

「進化の秘法をエスタークに使用する予定だったので、コントロール不能を回避するべく“強制キャンセル機能”を追加しておいたのだ。『あやかしの笛』と言うアイテムを使用すれば、進化の秘法効果を無効にする事が出来る……」

「じゃぁ今すぐそれ使いなさいよ!」
「だから、今は笛を持ってないから……デスパレスに置いてきてしまったから“今は無い”と言ったのだ! 元々あの笛は、ロザリーの部屋へ行く為の鍵的なアイテムだったのだ。なのに何処かの馬鹿が壁を破壊して入ったから、持ち歩く必要性が皆無になった。俺が進化の秘法でパワーアップする予定になったから、他人の手に渡らぬ様にデスパレスの奥底に隠してしまったのだ」

この状況を引き起こした“何処かの馬鹿”に聞こえる様、大きな声で不満をぶちまけるデスピー。
我々もエビの攻撃を警戒しつつ、その“何処かの馬鹿”に視線を向ける。
『お前の所為だから、早く助けろ!』と念を込めて睨み付ける。

しかし、その視線は直ぐに別の人物へと移る事になる。
それは……

ブライSIDE END




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