第五章 StrikerS編
第百六十九話 『外伝17 高町家と月村家への帰省』
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ぁ〜」
「そう落ち込むことはないでしょう、ネロ。いつかチャンスはありますから」
「スズカ、やりましたね!」
そんなやりとりが後ろを歩いている三人から聞こえてくるけど、今は気にしないことにしておく。
それで月村邸にやってくると忍さんと恭也さんに雫ちゃん、ノエルさん、ファリンさんが出迎えてくれた。
「よく帰ってきたわね、すずか。それに皆も」
「シホちゃんもよく帰ってきたね。歓迎するよ」
「ただいま、お姉ちゃん。お義兄ちゃん」
「こんにちは、忍さん。恭也兄さん」
「こんにちはです、忍さん、恭也さん」
「ご無沙汰しています、シノブ、キョウヤ」
「来てやったぞ、忍、恭也よ」
「ただいま戻りました、忍、恭也」
それから全員挨拶を交わして月村邸の雑談室へと通されて、私達は席に着席する。
「それで今回はなのはちゃんとユーノ君の報告でこちらに来たって聞いたけど、それだけじゃないんでしょう?」
そう忍さんが切り出してくる。
さすが分かっている。
私達の仲を積極的に支援してくれただけあってなんとなくだが私が言う事ももう予想しているのだろう。
「はい、忍さん。それでなんですけど、私の錬金術で例のアレを作ってその、すずかとフィアと、やってしまいましたんですよ」
「やっぱりねぇ……。予想していたからそんなに驚きはないわ」
「忍。アレとは一体何だ……?」
忍さんはわかっているようだったけど、恭也兄さんは分かっていないらしく、忍さんが雫ちゃんに聴かせるわけにはいかないのか耳打ちをしていた。
すると恭也兄さんもわかったらしく、少しばかり表情が赤くなった。
「そ、そうか……もうそんな関係になったのか。3人とも」
「はい。それともう一つサプライズ報告なんですけど……すずかとフィア、二人とも生理が来ていないんですよ」
「えっ!? 本当に……!?」
「それってやっぱり、そうなのか……」
「すずかお嬢様。おめでとうございます!」
「フィアット様もおめでとうございます」
四人にそう言われて素直に受け入れられてよかったという感想になった。
「よかったわね、雫。従姉妹ができるわよ?」
「いとこ? なに、それ……?」
「まだ雫はわからないか。ま、そのうち分かる時が来るわよ」
「うん!」
雫ちゃんもなんとなくだけどわかったらしく頷いていた。
素直でいいわね。
「それでですが、とある次元世界で女性同士で重婚可能な結婚式が挙げられるところがあるんです。そこで三人で結婚式をあげようと考えています」
「そう……もう三人とも大人の仲間入りね。生まれるのを楽しみにしておくわ」
「はい!」
「うん、お姉ちゃん!」
「で・も……やっぱりシホちゃんも中身はあれだったんだねぇ。忍さんは嬉しいわよ〜」
「
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