第五章 StrikerS編
第百六十九話 『外伝17 高町家と月村家への帰省』
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中に入る。
途端、
「なのはー!」
扉を開けた瞬間に桃子が泣き顔でなのはに抱きついたのだった。
「お、お母さん……た、ただいま」
「お帰りなさい。って、そうじゃないでしょう!? 悪い人達に体を弄られたっていう話じゃない! どこか悪いところはない? 痛いところはない!?」
桃子はもう少し混乱気味にだがなのはの体をあちこち触り始めて傷はないかと確認している。
「大丈夫だよ、お母さん。心配かけてごめんね……ッ!」
それでなのはも桃子に抱きついて無事を証明するのであった。
そこに桃子の後ろから士郎と美由希の二人がやってきて、
「おかえり、なのは。無事でよかったよ」
「うん。そうだね、お父さん。おかえり、なのは」
「ただいま!」
それから家族の団欒のような光景が続くのであった。
でも、さすがにシホもいることを忘れられているのもなんかと思い、残りの面々も翠屋の中へと入っていく。
「ただいまです、桃子お母さん。士郎お父さん。美由希姉さん」
「あっ! シホちゃんも帰ってきていたのね。お帰りなさい!」
それから他の面々も挨拶を交わす。
最後にヴィヴィオがなのはとユーノの手を取り、
「なのはママとユーノパパの娘の高町ヴィヴィオです。よろしくお願いします!」
ペコリとお辞儀をするヴィヴィオ。
だがそれが今日一番の衝撃だったのかもしれない。特に士郎の反応がすごかった。
「ほう……なのはの娘なのか。よろしく頼むよ。ヴィヴィオ。私の事は士郎とでも呼んでくれていい」
「はい! 士郎さん!」
「私の事は桃子さんって呼んでね!」
「はい! 桃子さん!」
「じゃあたしの事は美由希お姉ちゃんでいいよ」
「はい! 美由希お姉ちゃん!」
ヴィヴィオはそれぞれもう指定された呼び方で呼ぶようになり馴染み始めている。
「でも、なのはももう子供持ちかぁ……あたしより先にだなんて生意気なぁ」
「にゃああー! やめてお姉ちゃん!」
美由希がなのはの頭をグリグリしている微笑ましい光景が展開されている中で、一方では士郎とユーノが真剣な顔で話し合っていた。
「さて、ユーノ君。ヴィヴィオにパパと呼ばれていたようだが、説明してもらえるかな?」
「はい。今日はそのために来させて頂いた次第です」
「そうか……。それじゃ今日はもう閉店にしようか、桃子。家で話をしよう」
「そうね、あなた。ユーノ君もいいわよね?」
「はい。覚悟はもう決めてきましたから大丈夫です」
それで翠屋は今日は閉店となり全員で家に向かうことになった。
だが、その際にシホとすずか、フィアット、アルトリア、ネロ、ライダーの六人は一時なのは達と別れることにした。
理由はというと次は自分達の関係を忍に伝えるためであるか
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