博麗神社 編
博麗霊夢ルート
第26話 オレと俺(鉛筆とナイフ)
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さて...
オレは窓を開けて星を見ながら祭りで買ったりんご飴を星花と食べる
「楓...早く来いよ」
星花「あまあま〜♪(楓とあの話をするのね)」
りんご飴の、シャクシャクと言う音だけが小刻みになり、過ぎる
「星花」
星花「うん?」
「お祭りに戻ってみるか?」
星花「うん」
オレはその場から立ち上がり
食べ終えたりんご飴の棒を捨て
星花を連れて外に出た
飛んで何分位かかっただろうか?
祭りの会場に着いた頃にはすでに片付けに入っていた
「今何時だ?」
オレがそう呟くと
星花「11時」
星花が空を見ながらそう言った
星花「お月様....真ん中にある」
どうやら星花は月の位置で時間を測っているようだ
地面に降りると、永遠亭に行く前に霊夢を寝かせていたベンチに座る
楓「幾斗さん」
ベンチに座って顔を下げていると
楓がオレの名前を読んだ
楓「何そんな顔うずくめて、自分の子供が産まれるのを待つお父さんみたいに」
星花「...(私も思った)」
「説明口調どうも」
オレが顔を上げると薄笑いを浮かべている楓が目の前にいた
楓「それで、単刀直入に言います。見た過去を教えて頂きたい」
本当に単刀直入だな、まぁいい
「お前が人を殺しているところだ。桃色の髪の少女を殺しているところ。でもわからない、殺そうとしていただけかも知れない。どちらにせよ君が何かやらかすところだろう」
詳しくは言わない、言わない、言いたくない
首を掴んで、血だらけで、目がもうすでに死んでいて
もう見たくない、言いたくない
昔のオレはこんなのを目の前で見て、どんな顔をしていたのだろうか?
ヘラヘラ笑っていたのか?
冷たい顔をしていたのだろうか?
楓「はぁ... 幽々子ちゃんですか」
「っ...!」
幽々子...桃色の髪の少女、幽々子
幽々子、亡霊、死を操る、妖力...
楓「...さ....さん.......幾斗さん!!」
「っ!?」
楓「いきなり頭抑えて倒れるんですもん、びっくりしました」
気づいたら倒れていたらしい
オーケー、ある程度なら思い出した
「楓、幽々子は亡霊だ、オレは幽々子に死を操る能力を預けた、妖力を全て何処かに流した。違うか?」
楓「はい。でもその死を操る能力を預けたと言うのは知らなかったです」
「なんでオレは妖力を全て消さなけらばならなかったんだ?」
ここが1番オレの中で疑問なんだ
なんの為に、何があって失くさなければいけなかったのか
楓「それは...」
楓が顔をしかめて沈黙を作る
少し経ってから
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