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IS インフィニット・ストラトス〜普通と平和を目指した果てに…………〜
number-19
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うだな。注意しておくのはこの三人でいいだろう。あとは乗り始めて間もない奴らがほとんどだからな」
「……それにしてもこの組み合わせは悪意を感じるな」


 ラウラの言うことももっともだろう。なぜなら、ラウラと蓮の一回戦の相手がセシリアと箒で二回戦が順当にいけば一夏とシャルルなのだから。一年の専用機持ちを全部端の方に固めてきたことになる。おそらく理由としては、一般生徒にも勝ち進められるようにという配慮だろうが、果たして必要な処置なのかは定かではない。分かることは、一、二回戦を勝てばセオリー通りに行けば優勝できるだろう。ということだった。
 蓮たちの試合はすぐに始まる。ピットに向かう途中に蓮はラウラに問いかけた。


「そういえば、ラウラはプラズマブレードを使ってなかったか? どうしてロットを使うんだ?」
「それは、相手を殺さずして制圧していく兄上の姿が格好良かったからだ。私も憧れて使うことにしたんだ」


 ラウラの答えは即答で問いかけた蓮にとって若干恥ずかしくなるような理由だった。蓮は誤魔化す様に足早にピットへ向かった。ラウラは、置いて行かれないように後ろをついていった。


 ◯


「ふふっ、いよいよ始まるねれんくん。この束さんも会場で応援しちゃうよ〜」
「束さん、あまり不用意にうろつかないでください。織斑先生が来てしまいます」
「たっちゃん、別に敬語は使わなくてもいいからね。……でもちーちゃんに見つかるのは勘弁かな。分かったよ大人しく見てる」
「ええ、そうしてくれると助かるわ」
「さて、らーちゃんも実力を上げて来てるからね〜、二人とも頑張ってほしいな」




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