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トワノクウ
トワノクウ
第二十六夜 芹摘み、露分け衣 (二)
[後書き]

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 人と妖の闘争の縮図でした。
 原作10巻で露草は「いちいち倒した人間の面なんざ覚えちゃいねえよ」と言いました。これを字面通りに受け取って、露草は人間を殺したことがある、あるいは殺せることを前提に今回の話を書きました。
 露草としては、くうを助けるために、当たり前の感覚でやったこと。
 けれど、ちょっと前まで人間だったくうには、すぐ受け入れられないことです。前段の露草が優しかったから、特に。
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