十一章 赤い瞳
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仕方がなかった。
それを見るまでは。
「―――え?」
そのあと、何が起きたのか。
自分の信じてきた常識を覆された感覚は記憶を麻痺させ、状況を把握できなくさせる。
だが、ふたつだけ、覚えている。
ひとつは、どんなに銃弾で撃たれようとも、砲弾で激しく撃たれようとも、どんなに多くの兵が捕まえようと襲い掛かってきても、私たちは無傷であったこと。
そしてもうひとつ。そこには真っ白な髪と真っ赤な瞳をした旅人がいたということ。
そのときの真っ赤に輝く凛とした瞳は今でも鮮明に覚えている。
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